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風
澄水
空の色瑞穂の国の田圃には風吹き渡る稲のさざ波
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澄水
澄水
風吹けばさざ波がする水面には小魚跳ねる水馬もいる
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澄水
あやめ
ワーきれい 梅の花びら 風任せ 一斉に流れ いずこへ行くの?
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あやめ
羹鱠
新しき 白羽の君に ふく風を 遠きしるしと いづこぞ眺むる
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羹鱠
むらさき式部
日野川の水面を走る春風に想いをのせて平安京へ
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むらさき式部
ろくろう
風たちて水子地蔵の風車ひとつ動けばつぎつぎ回る
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ろくろう
古希の君
風さやか 水面に跳ねる若鮎は 垂れし釣り糸 逃げるが如し
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古希の君
澄水
梅揺らす風は強くて寒けれど光は春の明るさ増して
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澄水
澄水
蒲公英は嘘を吐かない道端で風に吹かれてあまり揺れない
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澄水
パパ猫
春風に木の葉それぞれざわついて 宇宙の秘密ほのめかしている
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パパ猫
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