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便箋に 声に出せない 想いのせ 綴った文字は 微かに震えて
「狂歌」
もう間近 AI頼りの やり取りが 肉声の如く まかり通りて
聞こえくる蛙の声で雨と知る窓開け湿った空気吸い込む
声だけで 聞くか聞かぬか 判断し ホントに勝手 それがツイキャス
教壇で森進一の真似をする子供おりたり声変る頃
留守電に残った声が唯一の形見で今もガラケーのまま
夢でさえ聞こえない声 お父さん、心をめくり再生をする
その瞬間あたりの音消え振り向けず忘れてた人の声が聞こえて
気管切開で 声失う主人の 口パクよ 声なき声に 耳かたむける
褪せた顔出てきてしまった写真から内に流れる綴じられた声
聞こえてる体育館のざわめきの中でくっきり君の声だけ
夜中でもやっぱり君の声欲しく抑えきれずにスマホ手に取る
色褪せた絵本はめでたしめでたしとやさしい声で鬼を殺した
コンサート昔の上司のバリトン聴くその声量は白髪似合わぬ
あのねという声の糖度が甘くなる普通の恋をしていたふたり
流れ星 願いが一つ 叶うなら 声が聞きたい もう一度だけ
風邪を引きいい声だねと誉められて 普段の声は悪声なのか
便箋に
声に出せない
想いのせ
綴った文字は
微かに震えて
「狂歌」
もう間近
AI頼りの
やり取りが
肉声の如く
まかり通りて
聞こえくる蛙の声で雨と知る窓開け湿った空気吸い込む
声だけで 聞くか聞かぬか 判断し
ホントに勝手 それがツイキャス
教壇で森進一の真似をする子供おりたり声変る頃
留守電に残った声が唯一の形見で今もガラケーのまま
夢でさえ聞こえない声
お父さん、心をめくり再生をする
その瞬間あたりの音消え振り向けず忘れてた人の声が聞こえて
気管切開で
声失う主人の
口パクよ
声なき声に
耳かたむける
褪せた顔出てきてしまった写真から内に流れる綴じられた声
聞こえてる体育館のざわめきの中でくっきり君の声だけ
夜中でもやっぱり君の声欲しく抑えきれずにスマホ手に取る
色褪せた絵本はめでたしめでたしとやさしい声で鬼を殺した
コンサート昔の上司のバリトン聴くその声量は白髪似合わぬ
あのねという声の糖度が甘くなる普通の恋をしていたふたり
流れ星 願いが一つ 叶うなら 声が聞きたい もう一度だけ
風邪を引きいい声だねと誉められて 普段の声は悪声なのか