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触れたならその都度下向くオジギソウ淋しかったんだな あの頃の我
触れてみた冷たかった辛かった兄との別れは突然だった
笹の葉に触れて震わす如月の風はやさしき春を兆せり
触れてみる ノラネコの背を撫でてみる 私は癒やされ ネコは逃げてく
くちびるのふれてざわめく春愁の 恋ぞやよいの胡蝶の夢か
触れたなら くっつく花粉背に乗せて マルハナバチの恋は盲目
蟻の子が触角を震わすように日向に手伸ばし早春探す
外に出て 自然にじかに 触れるたび ふと感じ取る 大地のめぐみ
春のぬくもり遠ざかる 如月は 毛糸の感触に 縋(すが)る日々
目を合わせ「触れさせないよ。逸らすなら」 君と初めて喧嘩をする日
人に触れ優しさに触れ繋がれる愛のバトンは世界を巡る
なぜ触れることさえ身近でなくて抱きしめることはぎこちないのか
暖かい布団の感触十時過ぎ今夜は良い夢見れるといいな
やわらかな羽毛のような感触の春の風来る丘の上から
触れあった肌の温もりさえ今は嫌悪思い出したくない
月あかり蒼く染まった影法師ゆっくり触れるかすかな足音
義母の字で 父の想いが 綴られた 手紙の中の 優しさに触れ
花びらが 落ちないように 触れようね 孫の指見て 小声でそっと
合わぬ人触れない方が無難かな何と世の中孤独なものか
真夜中に毛布から出る腕や足 冷気は肌をひたひた触れる
他ならぬ己のこの手で触れること 何より大切なことと教わる
思いがけず 触れてしまったお互いの 手と手繫げず 視線も彷徨う
ギター弾く指先触れる洗い物嫌と言われぬ疼くひび割れ
寒波の朝ラジオ体操よくきたねと会話聴こえ心触れ合う
逢いたくて 遠い貴女を 夢に見た 感触も温もりすらもなく
快活に笑うあなたの奥の傷 けして触れぬと決め笑み返す
冬の恋野山を焼きて夢の醒め君が心に触覚のフーガ
手のひらに雪が触れては解けてゆく冬の名残を惜しむ間もなく
折に触れ 昔話しをする父の掠(かす)れた声に耳を 澄ませて
春雷の蒼き光にめまいして 初めて触れた君の指先
他人様(ひとさま)の本音の分かる触角がもしも有ったら生きて行けるか
秋風に 触れて寂しい そんな日は 雑踏のなかに 君を探して
小さくて赤いかかとを手で触れて 魔法の軟膏塗るしもやけに
現かと抱いてる姫の感触が残されたフォト見てみる夢に
数十年 誰も触(ふ)れずに 錆び付いて 音の狂ったピアノは隅に
夢に出るきみが近づき触れられるくらいになった もうじき春 死
指先が触れあう度に求めあう ココロとカラダ幾千の夜
会う度にハイタッチしてた元カノの心に触れる事無く振られ
生まれ日が同じ歌人のプロフィール 触れずとも詠む夭逝の理由(わけ)
空仰ぐ爽やかな空触れ合うと一羽さえずる響く心に
何気なく触れ合うほどに頬寄せる無邪気な君に隠す動揺
スタートは同じだったのに一度も貴方に触れられないのはなぜだろう
一度でいいあなたの腕に触れたかった春風みたいに去った初恋
触れたならその都度下向くオジギソウ淋しかったんだな あの頃の我
触れてみた冷たかった辛かった兄との別れは突然だった
笹の葉に触れて震わす如月の風はやさしき春を兆せり
触れてみる ノラネコの背を撫でてみる 私は癒やされ ネコは逃げてく
くちびるのふれてざわめく春愁の 恋ぞやよいの胡蝶の夢か
触れたなら
くっつく花粉背に乗せて
マルハナバチの恋は盲目
蟻の子が触角を震わすように日向に手伸ばし早春探す
外に出て 自然にじかに 触れるたび ふと感じ取る 大地のめぐみ
春のぬくもり遠ざかる 如月は 毛糸の感触に 縋(すが)る日々
目を合わせ「触れさせないよ。逸らすなら」
君と初めて喧嘩をする日
人に触れ優しさに触れ繋がれる愛のバトンは世界を巡る
なぜ触れることさえ身近でなくて抱きしめることはぎこちないのか
暖かい布団の感触十時過ぎ今夜は良い夢見れるといいな
やわらかな羽毛のような感触の春の風来る丘の上から
触れあった肌の温もりさえ今は嫌悪思い出したくない
月あかり蒼く染まった影法師ゆっくり触れるかすかな足音
義母の字で 父の想いが 綴られた
手紙の中の 優しさに触れ
花びらが 落ちないように 触れようね
孫の指見て 小声でそっと
合わぬ人触れない方が無難かな何と世の中孤独なものか
真夜中に毛布から出る腕や足
冷気は肌をひたひた触れる
他ならぬ己のこの手で触れること
何より大切なことと教わる
思いがけず 触れてしまったお互いの
手と手繫げず 視線も彷徨う
ギター弾く指先触れる洗い物嫌と言われぬ疼くひび割れ
寒波の朝ラジオ体操よくきたねと会話聴こえ心触れ合う
逢いたくて 遠い貴女を 夢に見た 感触も温もりすらもなく
快活に笑うあなたの奥の傷 けして触れぬと決め笑み返す
冬の恋野山を焼きて夢の醒め君が心に触覚のフーガ
手のひらに雪が触れては解けてゆく冬の名残を惜しむ間もなく
折に触れ 昔話しをする父の掠(かす)れた声に耳を
澄ませて
春雷の蒼き光にめまいして 初めて触れた君の指先
他人様(ひとさま)の本音の分かる触角がもしも有ったら生きて行けるか
秋風に 触れて寂しい そんな日は 雑踏のなかに 君を探して
小さくて赤いかかとを手で触れて
魔法の軟膏塗るしもやけに
現かと抱いてる姫の感触が残されたフォト見てみる夢に
数十年 誰も触(ふ)れずに 錆び付いて 音の狂ったピアノは隅に
夢に出るきみが近づき触れられるくらいになった もうじき春 死
指先が触れあう度に求めあう ココロとカラダ幾千の夜
会う度にハイタッチしてた元カノの心に触れる事無く振られ
生まれ日が同じ歌人のプロフィール
触れずとも詠む夭逝の理由(わけ)
空仰ぐ爽やかな空触れ合うと一羽さえずる響く心に
何気なく触れ合うほどに頬寄せる無邪気な君に隠す動揺
スタートは同じだったのに一度も貴方に触れられないのはなぜだろう
一度でいいあなたの腕に触れたかった春風みたいに去った初恋