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死期近き友と祭りの夜店行きそのシーンだけがリアルに残りぬ
遠き地で初めて夏を越す我の他の囃子にじゃわめがぬ胸
奥の間に三人官女が集まって お祭り騒ぎの春みな母となり
初恋の鎮守の祭りのかき氷ペロリ見せ合う色づいた舌
お祭りの練習重ね汗きらり 夜風優しく蚊取りたなびく
水かけの 祭り待ちわび 花柄の シャツもはしゃぎて ふるさと恋し
お祭りは、 大抵離れて眺めてた 重なる世界の反対側で
杉載せる雪の冠思い出の降誕祭のケーキのようで
祭にも行かずにひとり本を読む青春もまあ悪くなかった
祭礼は 吾の気持ちの 捉え方 賑わいがあり うるさくもある
静寂に包まれし 朝の公園 昨夜の祭りのあとの櫓(やぐら)
外はまだ太鼓の音も聞こえない祭りの朝の眩しい目覚め
村祭りやかん手に持ち茶碗酒頼むよ選挙酔う喧嘩して
夏花火 背中で見てる 警備員 祭りの人出 安全のため
祭りには帰れそうにもありません 祭りの後にハガキが届く
二年越しようやく言えた「好きです」と学園祭のフィナーレの夕
学祭の狂騒去ってグランドにテントの脚の跡だけ残る
山車(だし)を引く 法被(はっぴ)すがたの 夏祭り 休憩の間の カルピスの味
喧騒が 閑静に変わり あの人の 哀しむ瞳に 祭りの残り火
お祭りの帰り二人の公園で眺めた星は 初恋の星
すぐ分かる祭り帰りの家族連れ はしゃぐ子供の手にはりんご飴
空に咲く花火をずっと眺めてた8月の夏祭り
プーさんを描いたASDの子入選す 涙溜め吾も行く芸術祭
秋祭り笛の音聞けば手の振りが自ずとしなる身体ついてく
お祭りだ寺の露店は人多く誰居ぬ神社隣の隅に
夏祭り山車が街中駆け巡る担ぎ手達の汗は輝き
夏祭り花火と駄菓子と君の手と触れあうほどに赤へと染まり
テーブルに ガラス細工の雛人形 ちらし寿司で 大人の雛祭り
ひな祭り 初節句だと 友の孫 写メに心の春が届いて
鵜集まる骨董祭り良い物と仏顔を捨つ彼れ売り儲け
寂しさは祭りのあとの静けさは 別れた人の後ろ姿は
喧騒もあふれる熱気も夢なのか空き地に佇む祭りの後で
飾る気になれぬ独りの雛祭り親王雛も寂しかろうか
遠く聞く 祭囃子の潮騒を 踊れりゃ楽しい 分かってはいる
これ以上「後の祭り」が増えぬ様生きて行きたい理想論では
ふるさとの祭り伝える母からの手紙と写真に君を探して
死期近き友と祭りの夜店行きそのシーンだけがリアルに残りぬ
遠き地で初めて夏を越す我の他の囃子にじゃわめがぬ胸
奥の間に三人官女が集まって
お祭り騒ぎの春みな母となり
初恋の鎮守の祭りのかき氷ペロリ見せ合う色づいた舌
お祭りの練習重ね汗きらり
夜風優しく蚊取りたなびく
水かけの 祭り待ちわび 花柄の シャツもはしゃぎて ふるさと恋し
お祭りは、
大抵離れて眺めてた
重なる世界の反対側で
杉載せる雪の冠思い出の降誕祭のケーキのようで
祭にも行かずにひとり本を読む青春もまあ悪くなかった
祭礼は 吾の気持ちの 捉え方 賑わいがあり うるさくもある
静寂に包まれし 朝の公園 昨夜の祭りのあとの櫓(やぐら)
外はまだ太鼓の音も聞こえない祭りの朝の眩しい目覚め
村祭りやかん手に持ち茶碗酒頼むよ選挙酔う喧嘩して
夏花火 背中で見てる 警備員 祭りの人出 安全のため
祭りには帰れそうにもありません 祭りの後にハガキが届く
二年越しようやく言えた「好きです」と学園祭のフィナーレの夕
学祭の狂騒去ってグランドにテントの脚の跡だけ残る
山車(だし)を引く 法被(はっぴ)すがたの 夏祭り 休憩の間の カルピスの味
喧騒が 閑静に変わり あの人の 哀しむ瞳に 祭りの残り火
お祭りの帰り二人の公園で眺めた星は 初恋の星
すぐ分かる祭り帰りの家族連れ はしゃぐ子供の手にはりんご飴
空に咲く花火をずっと眺めてた8月の夏祭り
プーさんを描いたASDの子入選す
涙溜め吾も行く芸術祭
秋祭り笛の音聞けば手の振りが自ずとしなる身体ついてく
お祭りだ寺の露店は人多く誰居ぬ神社隣の隅に
夏祭り山車が街中駆け巡る担ぎ手達の汗は輝き
夏祭り花火と駄菓子と君の手と触れあうほどに赤へと染まり
テーブルに ガラス細工の雛人形 ちらし寿司で 大人の雛祭り
ひな祭り 初節句だと 友の孫
写メに心の春が届いて
鵜集まる骨董祭り良い物と仏顔を捨つ彼れ売り儲け
寂しさは祭りのあとの静けさは 別れた人の後ろ姿は
喧騒もあふれる熱気も夢なのか空き地に佇む祭りの後で
飾る気になれぬ独りの雛祭り親王雛も寂しかろうか
遠く聞く 祭囃子の潮騒を 踊れりゃ楽しい 分かってはいる
これ以上「後の祭り」が増えぬ様生きて行きたい理想論では
ふるさとの祭り伝える母からの手紙と写真に君を探して