・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
お気に入りの百円ショップのボールペン0・3ミリが使いやすく好き
夕焼けの色が今日は儚くて少し淋しい西向きの窓
ふるさとに向かう列車がいつの間に行くという想いに変わったのだろう
マグカップ 琥珀の月は ぼんやりと 浮かんで揺れて 小さく収まり
ワークショップ朗らか戻る町の角明日を担うは若き人達
高い米何時まで続く我が家計破綻するのは国か家庭か
独身の貴族がありて何ゆえに 彼なし華族許されぬのか
せっかちに窓閉め鍵かけ目を閉じる 月は綺麗よ、あとがき読んで?
初夏のワタムシ愛し天使のよう 葉を食い散らし悪魔に変身
風に乗る種の小さな物語一つを胸に五月のバス停で
梅雨の時期予告するごと咲き出した庭の紫陽花母は愛でおり
あおい葉の虫食いさえも愛おしい根づいて四年の紫陽花の花
曇り空青よりも白に近づいて指の先から混ざってしまう
淡き恋ふり向く君に走り梅雨なれるだろうか白紫陽花に
はにほへと歯ブラシでとる鶏肉の味はタレだか明日の朝焼け
世の中のお前は誰だその視線 まとわりついて体が重い
手のひらで握りしめては零れ散る想いは風に夜空の星に
なんとなくぼくの中にはぼくがいてぼくをいじめてよろこんでいる
決然と否を唱える者も無い成り行き任せの春行かんとす
夏衣 透けた肌から匂いたつ隠した想い見透かされそう
本棚の中の日記を開くたびあの日の我が元気をくれる
偶然に街で見かけた似た人に 想いは巡る真昼の月に
梅雨寒の 気疎い時節 近づくも 水無月の菓は 楽しみに待つ
動き出す ココアは2つに分かれてる ガールズトーク・ターミナルフェイズ
最終の列車の傍で揺れる夜 ベルが切り裂く影を二つに
「好きな道に進め」と父に言われた日 跡を継ぐ気が少し芽生えた
君の声聞こえぬ夜は気掛かりで 遠くの空に耳を澄ませて
会うことも話したこともない君の 心のつぶやきこの身にしみて
薫風に抱(いだ)かれながら 葉に一つ 月下美人の小さな蕾(つぼみ)
信号で停まるバスの車窓越しの 桜の葉の隙間に実ひとつ
信号の青に変わる一瞬に生まれたばかりの風が吹く午後
憂鬱な吊り革の手とまぶた射す朝日で充電まだ水曜日
朝顔の双葉はぐーんと伸び出して ネット張る腕は上がらず終わり来る
リピナスは一直線に伸びて行く初夏の空へと色取りどりに
リピナスではなくルピナスです。間違いました。
水温む麦茶の薬缶沸く時間短くなりて夏は近付く
三世代毎日顔をあわせてた苦楽を共に昭和の家族
首タオル巻き仕事する昼下り窓を開ければ涼風愛し
色あせた恋の怨みの通せんぼ忘れたはずの雨後の月あかり
やわらかき頬の赤子は初蝶を掴まんとしてぷっくりと笑む
姿見のクスリと笑った衣更え縮んだ服に小首をかしげ
初恋をためすがごとくホタル火の怪しくもあり妖しくもあり
お気に入りの百円ショップのボールペン0・3ミリが使いやすく好き
夕焼けの色が今日は儚くて少し淋しい西向きの窓
ふるさとに向かう列車がいつの間に行くという想いに変わったのだろう
マグカップ 琥珀の月は ぼんやりと 浮かんで揺れて 小さく収まり
ワークショップ朗らか戻る町の角明日を担うは若き人達
高い米何時まで続く我が家計破綻するのは国か家庭か
独身の貴族がありて何ゆえに 彼なし華族許されぬのか
せっかちに窓閉め鍵かけ目を閉じる 月は綺麗よ、あとがき読んで?
初夏のワタムシ愛し天使のよう
葉を食い散らし悪魔に変身
風に乗る種の小さな物語一つを胸に五月のバス停で
梅雨の時期予告するごと咲き出した庭の紫陽花母は愛でおり
あおい葉の虫食いさえも愛おしい根づいて四年の紫陽花の花
曇り空青よりも白に近づいて指の先から混ざってしまう
淡き恋ふり向く君に走り梅雨なれるだろうか白紫陽花に
はにほへと歯ブラシでとる鶏肉の味はタレだか明日の朝焼け
世の中のお前は誰だその視線 まとわりついて体が重い
手のひらで握りしめては零れ散る想いは風に夜空の星に
なんとなくぼくの中にはぼくがいてぼくをいじめてよろこんでいる
決然と否を唱える者も無い成り行き任せの春行かんとす
夏衣 透けた肌から匂いたつ隠した想い見透かされそう
本棚の中の日記を開くたびあの日の我が元気をくれる
偶然に街で見かけた似た人に 想いは巡る真昼の月に
梅雨寒の 気疎い時節 近づくも
水無月の菓は 楽しみに待つ
動き出す ココアは2つに分かれてる ガールズトーク・ターミナルフェイズ
最終の列車の傍で揺れる夜 ベルが切り裂く影を二つに
「好きな道に進め」と父に言われた日 跡を継ぐ気が少し芽生えた
君の声聞こえぬ夜は気掛かりで
遠くの空に耳を澄ませて
会うことも話したこともない君の
心のつぶやきこの身にしみて
薫風に抱(いだ)かれながら 葉に一つ 月下美人の小さな蕾(つぼみ)
信号で停まるバスの車窓越しの 桜の葉の隙間に実ひとつ
信号の青に変わる一瞬に生まれたばかりの風が吹く午後
憂鬱な吊り革の手とまぶた射す朝日で充電まだ水曜日
朝顔の双葉はぐーんと伸び出して
ネット張る腕は上がらず終わり来る
リピナスは一直線に伸びて行く初夏の空へと色取りどりに
リピナスではなくルピナスです。間違いました。
水温む麦茶の薬缶沸く時間短くなりて夏は近付く
三世代毎日顔をあわせてた苦楽を共に昭和の家族
首タオル巻き仕事する昼下り窓を開ければ涼風愛し
色あせた恋の怨みの通せんぼ忘れたはずの雨後の月あかり
やわらかき頬の赤子は初蝶を掴まんとしてぷっくりと笑む
姿見のクスリと笑った衣更え縮んだ服に小首をかしげ
初恋をためすがごとくホタル火の怪しくもあり妖しくもあり