・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
妻の目の冷たい視線が気にかかる巡る思いに見上げる天井
その昔彼女の家へ電話する出たる父上冷ややかな声
炎天の冷やし中華の貼紙に吸い寄せられてガラス戸開ける
在りし日の 兄と訪ねし古里や 語らう祖母と 冷えた西瓜と
驚いた? と嬉しそうに笑う君 うなじの冷たさ 真夏の放課後
冷麺にスイカはありかなしなのか 議論は続く日曜の昼
ビアガーデンを初体験する冷えたビールとライブ聞きご満悦
彼への気持ち沸騰した我でなく時に冷たいあの子が選ばれ
冷蔵庫早く閉めてと母の声はもうしないが父へ言う吾
冷たくはされてないけどあの人をまだ母さんと呼べてはいない
冷房の効いた部屋から外に出る思わず言ってしまう「暑い」と
光熱費よりも大事な命ゆえ 猫のため五月より冷房
雨の無き庭の花々水を待つ 冷静さ保つ白いアナベル
また買ったバックを見せて出かけんと 微笑む息子目は冷ややかに
背に氷入れっこしては騒いでた熱さ忘れる冷たい遊び
手のひらに 握りしめたる 角氷 冷たい痛みに あなたを思ふ
炎天の外から帰り冷えた部屋冷やしたぬきのうどんをすする
冷たくて 甘いアイスは 如何ですか 戦う者よ その手を止めて
縁日の露店冷やかすふりをしてそっと目を遣る浴衣の君に
コンビニの冷気を求め夜の街誰もいないとつぶやいてみる
冷えピタを火照る額に貼りながら元気になれよと寝顔見つめる
冷蔵庫 飲み物だけが 消えてゆく 終わりの見えぬ 夏の炎天
冷奴冬来りなば湯豆腐でソウルフードは 季節選ばず
カラカラと 冷たい音を 響かせる 氷が浮かぶ 白いカルピス
冷えていたグラスが汗をかいてゆくふたりなんにも言い出せぬまま
自動ドア開いて触れる冷房に一瞬だけいる都会の砂漠
きみの手が頬が冷たい名を呼べば棺の中で目を覚ましそう
妻の目の冷たい視線が気にかかる巡る思いに見上げる天井
その昔彼女の家へ電話する出たる父上冷ややかな声
炎天の冷やし中華の貼紙に吸い寄せられてガラス戸開ける
在りし日の 兄と訪ねし古里や
語らう祖母と 冷えた西瓜と
驚いた? と嬉しそうに笑う君
うなじの冷たさ 真夏の放課後
冷麺にスイカはありかなしなのか
議論は続く日曜の昼
ビアガーデンを初体験する冷えたビールとライブ聞きご満悦
彼への気持ち沸騰した我でなく時に冷たいあの子が選ばれ
冷蔵庫早く閉めてと母の声はもうしないが父へ言う吾
冷たくはされてないけどあの人をまだ母さんと呼べてはいない
冷房の効いた部屋から外に出る思わず言ってしまう「暑い」と
光熱費よりも大事な命ゆえ 猫のため五月より冷房
雨の無き庭の花々水を待つ
冷静さ保つ白いアナベル
また買ったバックを見せて出かけんと
微笑む息子目は冷ややかに
背に氷入れっこしては騒いでた熱さ忘れる冷たい遊び
手のひらに 握りしめたる 角氷 冷たい痛みに あなたを思ふ
炎天の外から帰り冷えた部屋冷やしたぬきのうどんをすする
冷たくて 甘いアイスは 如何ですか 戦う者よ その手を止めて
縁日の露店冷やかすふりをしてそっと目を遣る浴衣の君に
コンビニの冷気を求め夜の街誰もいないとつぶやいてみる
冷えピタを火照る額に貼りながら元気になれよと寝顔見つめる
冷蔵庫 飲み物だけが 消えてゆく 終わりの見えぬ 夏の炎天
冷奴冬来りなば湯豆腐でソウルフードは
季節選ばず
カラカラと 冷たい音を 響かせる
氷が浮かぶ 白いカルピス
冷えていたグラスが汗をかいてゆくふたりなんにも言い出せぬまま
自動ドア開いて触れる冷房に一瞬だけいる都会の砂漠
きみの手が頬が冷たい名を呼べば棺の中で目を覚ましそう