・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
軽トラの荷台に残る悲しみに気づかず走る七夕の夜
髭を剃り歯を磨いては家を出る前に微笑む七時五十分
炎天に七面鳥のもも肉のようにじっくり焼かれていたり
一週間 七日七色流れてく 同じようで違う毎日が
七転び八起きで生きて折々に転んだ時に人に踏まれる
六月の猛暑に耐えて七月の暑さを怖れ歯を食いしばる
新品のシャツにカレーが飛び散って北斗七星胸に現る
家族から「もう七月だね」と言う人が一人減り吾明るく言ひ
初めての星座は北斗七星星座に名があること初めて知る
愛じゃなく恋だと知った十七の夏の終わりに貝殻拾う
おみくじでラッキーナンバー四と出て七との別れあっさり決める
黄昏に染む上り坂 在りし日の 祖母と口遊んだ『七つの子』
天の川 織姫星と 彦星を 羨みて見る 七夕の空
七月の空 高く舞う燕の子 うまく飛べたね 見送りて夕
はしゃいでた君の横顔うれしくて小さな町の七夕祭り
人生のスーパーリーチの演出で七揃うのを待ち続けてる
雷鳴に干したサンダル取り込めば びしょ濡れ姿七月初日よ
七夕に 生まれし孫は 一歳に 生まれかわりと 父星になり
あの人に 振られ続けて 七回目 枝を揺らして カラスが笑う
梅雨の雨と言うより夕立と言う言葉が似合う七月の雨
マルボロの香りいざなう想い出は七里ガ浜の泡となり行く
七夕の短冊揺れる公民館幼い文字で「はれますように」
大人でも子どもでもなき半端にて揺れ収まらぬ十七の船
七夕の短冊に書いた願いごと叶ってきみと結婚します
都会ではネオンが明る過ぎるからうまく探せぬ北斗七星
雨上がり空を仰げばかかりゆく大きな虹の七色鮮やか
どこからかプールの水が匂いきて夏はまぼろしやっと七月
カレンダー猛暑追いかけ七月に雨も降らないああ半夏生
七夕の空見上げれば面影が今もこの胸焦がし続ける
軽トラの荷台に残る悲しみに気づかず走る七夕の夜
髭を剃り歯を磨いては家を出る前に微笑む七時五十分
炎天に七面鳥のもも肉のようにじっくり焼かれていたり
一週間 七日七色流れてく
同じようで違う毎日が
七転び八起きで生きて折々に転んだ時に人に踏まれる
六月の猛暑に耐えて七月の暑さを怖れ歯を食いしばる
新品のシャツにカレーが飛び散って北斗七星胸に現る
家族から「もう七月だね」と言う人が一人減り吾明るく言ひ
初めての星座は北斗七星星座に名があること初めて知る
愛じゃなく恋だと知った十七の夏の終わりに貝殻拾う
おみくじでラッキーナンバー四と出て七との別れあっさり決める
黄昏に染む上り坂 在りし日の
祖母と口遊んだ『七つの子』
天の川 織姫星と 彦星を
羨みて見る 七夕の空
七月の空 高く舞う燕の子 うまく飛べたね 見送りて夕
はしゃいでた君の横顔うれしくて小さな町の七夕祭り
人生のスーパーリーチの演出で七揃うのを待ち続けてる
雷鳴に干したサンダル取り込めば
びしょ濡れ姿七月初日よ
七夕に 生まれし孫は 一歳に
生まれかわりと 父星になり
あの人に 振られ続けて 七回目 枝を揺らして カラスが笑う
梅雨の雨と言うより夕立と言う言葉が似合う七月の雨
マルボロの香りいざなう想い出は七里ガ浜の泡となり行く
七夕の短冊揺れる公民館幼い文字で「はれますように」
大人でも子どもでもなき半端にて揺れ収まらぬ十七の船
七夕の短冊に書いた願いごと叶ってきみと結婚します
都会ではネオンが明る過ぎるからうまく探せぬ北斗七星
雨上がり空を仰げばかかりゆく大きな虹の七色鮮やか
どこからかプールの水が匂いきて夏はまぼろしやっと七月
カレンダー猛暑追いかけ七月に雨も降らないああ半夏生
七夕の空見上げれば面影が今もこの胸焦がし続ける