ご感想ありがとうございます。小さかった頃は、成長に備えて大き目の服を着せていた子どもが、やがて親の背…
題『目』 にて
少しずつ大き目の服を買うことが無くなりやがて子は巣立ちゆく
題『目』 にて
海馬という言葉を聞けば目に浮かぶ竜宮城のメリーゴーランド
題『馬』 にて
一切は心の中に生きるもの家も故郷も描いた夢も
題『一』 にて
幾年月人の営み見下ろしてきた翌檜の樹に積もる雪
題『歳』 にて
秋風のそよ吹く午後の街角に静かに響くショパンの調べ
題『調』 にて
夢だとは分かっていても嬉しいよ一番逢いたい母に逢えたら
題『夢』 にて
千葉行きの列車に乗って房総の菜の花摘みに行く春の旅
題『千』 にて
あの秋の音楽室の想い出は秘めて卒業しようと決めた
題『楽』 にて
回復を信じて父の病室へ通う夕べに吹く秋の風
題『信』 にて
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