
ふるさと


夢破れ ふるさと帰る ホームにて 擦れ違う影 旅立つ少女

いつからか故郷となりぬ われが住む地をふるさとと呼ぶ子らのゐて

地元から離れたこと無い私にはここがふるさとずっといる場所

ふるさとの風の匂いに似て 強く抱き締めあったあの人の髪

ふるさとの風の吹いてるライブカフェ オカリナ奏でし指のしなやか

いのちにも母さまというふるさとのあるというらし父さまかなし

さぶいと言う君のふるさと何処かなと恋をたぐっては言葉を遊び

ふるさとと勝手な思いの恋しさもただの他所もん礫の視線
