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今年などまだ始まったばかりだと 思えばいつの間にか五月で
住宅街に咲く一本のバラ いつか故郷を見せてくれませんか
隣よりテッセンひそに絡み来て 吾だけを見つめるような紫
公園の 朽ちたベンチに 木霊 (こだま)する 君の面影 半円の月
やまぬ雨なんてないって分かるから あなたと二人晴れを待ちたい
五月雨の皐月の初日庭で鳴く蛙の声を窓越しに聴く
闘、夜の鬻ぎ、サクラ、啓蟄、 あなたのいない—ああ、もう春か。
人間の本格的で青い死を 肴にして喰うポップコーンL
その昔 時よ止まれと念じたが 今は写メして保存する
かじかんだ 指で交わした 約束を 汽笛がさらう 最終列車
流れゆく富士も見ず皆スマホ見て家族旅行は会話も無くて
新緑の野鳥の森のコンサート涼やかな歌に木もれ陽ゆれて
憎たらしいバスに遅れて歩く羽目あなたに買った大きなデニッシュ
数えきれぬ雨粒が撃つ傘のうえ空の裏地を剥がしにかかる
連休に 浮かれし街の 風の中 職場へ向かう 自転車を漕ぐ
今年などまだ始まったばかりだと
思えばいつの間にか五月で
住宅街に咲く一本のバラ
いつか故郷を見せてくれませんか
隣よりテッセンひそに絡み来て
吾だけを見つめるような紫
公園の 朽ちたベンチに 木霊 (こだま)する 君の面影 半円の月
やまぬ雨なんてないって分かるから
あなたと二人晴れを待ちたい
五月雨の皐月の初日庭で鳴く蛙の声を窓越しに聴く
闘、夜の鬻ぎ、サクラ、啓蟄、
あなたのいない—ああ、もう春か。
人間の本格的で青い死を
肴にして喰うポップコーンL
その昔 時よ止まれと念じたが 今は写メして保存する
かじかんだ 指で交わした 約束を 汽笛がさらう 最終列車
流れゆく富士も見ず皆スマホ見て家族旅行は会話も無くて
新緑の野鳥の森のコンサート涼やかな歌に木もれ陽ゆれて
憎たらしいバスに遅れて歩く羽目あなたに買った大きなデニッシュ
数えきれぬ雨粒が撃つ傘のうえ空の裏地を剥がしにかかる
連休に 浮かれし街の 風の中
職場へ向かう 自転車を漕ぐ