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若き日はウザがっていた父母の 二度と見られぬ笑みが恋しい
ジャカランダ満月かくし我さそふ夜気に包まれ異次元にゆく
受け止めて こんなにも俺は脆いのだ 余った方のひとひらの手で
生きている だけで本来優しいの ふと吹く風に、 はははとわらう
流星のごとく しつこくキラついた 歯の隙間から ベロについたラメ
いきてると たまにつぶての幸せを 踏んで悶える そんな日もある
人知れず 布団の中でも無重力 寝てるあなたと起きている僕
幾重にも 肌に重ねたクリームに やがて私もおいしくなあれ
デストロイ ぶっきらぼうに生きている 毛布たちを何重にもして
ほっといて しばらくしたらパンみたいに 1人勝手に膨らんどくから
下ネタを話す時にはレモネード みたいな顔して君はいるよね
果てのない 空に向かって突き刺さる ビルの根元で 蟻を見つめる
高卒のあたしが愛する君なしで確定申告できるはずもなく
綺麗だと言われ恥じらう朧月夏目私も虜にしたな
連休のレンジャー出動サバイバル 敵は草団やっつけるのみ
轟音をたてて過ぎ去るヘリコプター 横目にスイっとつばくらめ飛ぶ
教室に向かう小道に蕗の葉の青めきておをり 雨やみの朝
すぐそばに なけりゃあないで かまわない 夢や希望や 君の残り香
襟を立てすずめが風に飛ばされて空色をみる余裕もなくて
幸せか 問えばあくびで返事する枯山水が妙に合う猫
窓見れば淡く紫めく日暮れおかえりと腕広げて待ちぬ
相性と名前の付いた絶縁体 今日もあいつと口を聞かない
交際を断られたとて 気持ちだけ伝へるべきなのか まだ悩み
心の闇ますます深くなるような気がする桜の散ったあとの日没
ガラス越し濡れたネオンが滲み合い 街の輪郭溶けてゆく夜
影を踏む 子猫の声と 追憶と 時計の針と 昨日の僕と
連休 合間平日 リフォーム 店が休みで 服受け取れず
逢へば逢ふほどに益々好きになる でも関係は友達のまま
今日生きて 一通のメールに 感謝する 生まれてよかった 片思いの力
鳥のように空高く遠くに遠くに飛んでいきたい
滅び行く絶滅危惧種の鳥達も 未来を夢み必死の子育て
終電後ベンチに残る体温を 誰も拾わず夜だけが座る
ほんとうは人が一番苦手なの つぶやく相手は小さなインコ
ふれそうで ふれられぬまま 春の風 朧の月夜 君のくちびる
学舎に活気戻ってほっとして子どもの笑顔くもらせないで
病院の待ち時間に小説を書いて書いて作家気分
三日月が耳の形に見えたから内緒話をしたオリオン座
寝過ごして偶然降りたこの駅でこんなに綺麗な夜を見ている
暗闇を 照らすライトと 君の顔 僕の心に 差し込む光
買物で 寄り添う夫婦 羨まし 傘で隠して 涙を拭ふ
何一つ良いこともなく帰る道 幼子に手を振り 微笑んで
初めて知る娘の好きなグラジオラス咲く日待てずに電話する朝
今年などまだ始まったばかりだと 思えばいつの間にか五月で
住宅街に咲く一本のバラ いつか故郷を見せてくれませんか
隣よりテッセンひそに絡み来て 吾だけを見つめるような紫
公園の 朽ちたベンチに 木霊 (こだま)する 君の面影 半円の月
やまぬ雨なんてないって分かるから あなたと二人晴れを待ちたい
五月雨の皐月の初日庭で鳴く蛙の声を窓越しに聴く
闘、夜の鬻ぎ、サクラ、啓蟄、 あなたのいない—ああ、もう春か。
人間の本格的で青い死を 肴にして喰うポップコーンL
若き日はウザがっていた父母の
二度と見られぬ笑みが恋しい
ジャカランダ満月かくし我さそふ夜気に包まれ異次元にゆく
受け止めて
こんなにも俺は脆いのだ
余った方のひとひらの手で
生きている
だけで本来優しいの
ふと吹く風に、
はははとわらう
流星のごとく
しつこくキラついた
歯の隙間から
ベロについたラメ
いきてると
たまにつぶての幸せを
踏んで悶える
そんな日もある
人知れず
布団の中でも無重力
寝てるあなたと起きている僕
幾重にも
肌に重ねたクリームに
やがて私もおいしくなあれ
デストロイ
ぶっきらぼうに生きている
毛布たちを何重にもして
ほっといて
しばらくしたらパンみたいに
1人勝手に膨らんどくから
下ネタを話す時にはレモネード
みたいな顔して君はいるよね
果てのない
空に向かって突き刺さる
ビルの根元で
蟻を見つめる
高卒のあたしが愛する君なしで確定申告できるはずもなく
綺麗だと言われ恥じらう朧月夏目私も虜にしたな
連休のレンジャー出動サバイバル
敵は草団やっつけるのみ
轟音をたてて過ぎ去るヘリコプター 横目にスイっとつばくらめ飛ぶ
教室に向かう小道に蕗の葉の青めきておをり 雨やみの朝
すぐそばに なけりゃあないで かまわない 夢や希望や 君の残り香
襟を立てすずめが風に飛ばされて空色をみる余裕もなくて
幸せか 問えばあくびで返事する枯山水が妙に合う猫
窓見れば淡く紫めく日暮れおかえりと腕広げて待ちぬ
相性と名前の付いた絶縁体
今日もあいつと口を聞かない
交際を断られたとて 気持ちだけ伝へるべきなのか まだ悩み
心の闇ますます深くなるような気がする桜の散ったあとの日没
ガラス越し濡れたネオンが滲み合い
街の輪郭溶けてゆく夜
影を踏む 子猫の声と 追憶と 時計の針と 昨日の僕と
連休 合間平日 リフォーム 店が休みで 服受け取れず
逢へば逢ふほどに益々好きになる でも関係は友達のまま
今日生きて
一通のメールに
感謝する
生まれてよかった
片思いの力
鳥のように空高く遠くに遠くに飛んでいきたい
滅び行く絶滅危惧種の鳥達も
未来を夢み必死の子育て
終電後ベンチに残る体温を
誰も拾わず夜だけが座る
ほんとうは人が一番苦手なの
つぶやく相手は小さなインコ
ふれそうで ふれられぬまま 春の風 朧の月夜 君のくちびる
学舎に活気戻ってほっとして子どもの笑顔くもらせないで
病院の待ち時間に小説を書いて書いて作家気分
三日月が耳の形に見えたから内緒話をしたオリオン座
寝過ごして偶然降りたこの駅でこんなに綺麗な夜を見ている
暗闇を 照らすライトと 君の顔
僕の心に 差し込む光
買物で 寄り添う夫婦 羨まし
傘で隠して 涙を拭ふ
何一つ良いこともなく帰る道
幼子に手を振り 微笑んで
初めて知る娘の好きなグラジオラス咲く日待てずに電話する朝
今年などまだ始まったばかりだと
思えばいつの間にか五月で
住宅街に咲く一本のバラ
いつか故郷を見せてくれませんか
隣よりテッセンひそに絡み来て
吾だけを見つめるような紫
公園の 朽ちたベンチに 木霊 (こだま)する 君の面影 半円の月
やまぬ雨なんてないって分かるから
あなたと二人晴れを待ちたい
五月雨の皐月の初日庭で鳴く蛙の声を窓越しに聴く
闘、夜の鬻ぎ、サクラ、啓蟄、
あなたのいない—ああ、もう春か。
人間の本格的で青い死を
肴にして喰うポップコーンL