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甥の顔眼むる白き顔声かける遥か遠きの笑顔が目に浮かぶ
夜の空煌めく灯り忘られぬ思い出の日々君懐かしむ
高齢者 認知能力 眼の検査 運転技能鼓動高鳴る
時空超えしコラボと思うビートルズ聞けば強き雨音のたつ
これ見よと満面の笑み芝桜世界の子供しあわせ願う
この次に大丈夫かと声かけてきたやつを殺すと決めた春の日
愛という言葉を知らぬウグイスの声に心愛が満ち来る
AIキャラ返事につまり沈黙す わたしの問いはややこしかったか
コーヒーがコーヒー牛乳になったね永遠だった夜が明けるね
親子鹿食を求めて我が近く共に歩かん多様性かな
この香り そうだ羽衣茉莉花だ。二人の中で ハゴロミンと呼ぶ
朝靄に見慣れた町が溶けゆけば一番列車鉄路ひびかせ
sha‐ra‐ku‐se‐i老人ホームの園児だぞチューリップの花が咲いたと歌う
恋すれば花に空にと歌ことばふるえるほどに拙く淡く
春の尾根ミヤマキリシマ山男無粋を預けて恋を語らん
春の午後逢引き祝いジャスミンテイー鼓動の刻む刹那を急かす
わが家花器 満開の桜咲く ちょうどいま 葉桜になりて 憂いを感ず
遠くから来てはだめだという声を逆風の中聞きつつ歩く
目礼の老いにも春の散歩道花の流るるも少し生かせ
工場の 煙をかぐと 思い出す 昔懐かし 幼い時分
世の中はままならないねそう言った先輩が住むタワーマンション
すれ違う歩きスマホの人たちの桜流しの雨は冷たく
大きなさつまいもを蒸かし大きな輪切りと湯気の熱さに驚く
チューリップはオレンジのだけが開いてて おしべが、めしべが、僕へのびてる
本日は残る生命の初日にてガーベラの咲く清明のころ
現在と過去と未来の三叉路で迷ひたゆたふ夜空に銀河
透明な 失恋している おとこのこ 赤い瞳と 薄い身体と
カーテンの隙間漏れくる日射し見てまた眠りゆく春はあけぼの
人の波 声なき叫び 靴の音 擦れ違う風 青の交差点
会うは別れの始めなり目の前の人を大切にしよう
イヤフォンのコード絡まる曲線は戻れない日の淡い迷路か
冬物をクリーニングに持ち来ればカウンターには先客四人
両親のお陰で今の暮らし在り逆らう事を少し止めよう
風に散る花びら 黒湯温泉に浮かびて そっと手で掬いけり
バス停で桜吹雪の舞い乱れ 知らない顔と交わす微笑み
しとしとと春の長雨降る朝は 街ゆく人々 みな黒纏う
鉄塔は空に伸びゆく一本の静けさまとう白い沈黙
春冷えに花散らす風恋もまた夢もおぼろに深夜のピエロ
統合で消えた母校よ理科室に出てた幽霊どうしただろう
もう顔が思い出せない友人も同じ品種の春を見ている
春風にしだれ桜のゆらゆらリ雅楽に酔いて花も紅らむ
忘れない色と匂いと吹く風とあなたと最後の桜並木を
降り積もる雪の如しに 散る桜 通勤路にも 春の絨毯
初めてのひとり暮らしの部屋訪ねドアを開ければそこは異世界
春嵐花びら舞って八重桜孫らは踊る ピンクの絨毯
野に遊ぶ 花摘む少女 手を繋ぎ ハイジとクララ ふと連想し
使い終えたくさんの文字を背負うノート思い出詰めて静かに眠る
晴天に窓を開ければ紫モクレン気品ある 香り肌にまとわせ
キャンバスに青と緑を混ぜて海 人影二つ戯れて風
明け方の俄雨(にわかあめ) ふと目が醒めて 夢から醒めて 消ゆる面影
甥の顔眼むる白き顔声かける遥か遠きの笑顔が目に浮かぶ
夜の空煌めく灯り忘られぬ思い出の日々君懐かしむ
高齢者 認知能力 眼の検査 運転技能鼓動高鳴る
時空超えしコラボと思うビートルズ聞けば強き雨音のたつ
これ見よと満面の笑み芝桜世界の子供しあわせ願う
この次に大丈夫かと声かけてきたやつを殺すと決めた春の日
愛という言葉を知らぬウグイスの声に心愛が満ち来る
AIキャラ返事につまり沈黙す
わたしの問いはややこしかったか
コーヒーがコーヒー牛乳になったね永遠だった夜が明けるね
親子鹿食を求めて我が近く共に歩かん多様性かな
この香り そうだ羽衣茉莉花だ。二人の中で ハゴロミンと呼ぶ
朝靄に見慣れた町が溶けゆけば一番列車鉄路ひびかせ
sha‐ra‐ku‐se‐i老人ホームの園児だぞチューリップの花が咲いたと歌う
恋すれば花に空にと歌ことばふるえるほどに拙く淡く
春の尾根ミヤマキリシマ山男無粋を預けて恋を語らん
春の午後逢引き祝いジャスミンテイー鼓動の刻む刹那を急かす
わが家花器 満開の桜咲く ちょうどいま 葉桜になりて 憂いを感ず
遠くから来てはだめだという声を逆風の中聞きつつ歩く
目礼の老いにも春の散歩道花の流るるも少し生かせ
工場の 煙をかぐと 思い出す 昔懐かし 幼い時分
世の中はままならないねそう言った先輩が住むタワーマンション
すれ違う歩きスマホの人たちの桜流しの雨は冷たく
大きなさつまいもを蒸かし大きな輪切りと湯気の熱さに驚く
チューリップはオレンジのだけが開いてて
おしべが、めしべが、僕へのびてる
本日は残る生命の初日にてガーベラの咲く清明のころ
現在と過去と未来の三叉路で迷ひたゆたふ夜空に銀河
透明な 失恋している おとこのこ
赤い瞳と 薄い身体と
カーテンの隙間漏れくる日射し見てまた眠りゆく春はあけぼの
人の波 声なき叫び 靴の音 擦れ違う風 青の交差点
会うは別れの始めなり目の前の人を大切にしよう
イヤフォンのコード絡まる曲線は戻れない日の淡い迷路か
冬物をクリーニングに持ち来ればカウンターには先客四人
両親のお陰で今の暮らし在り逆らう事を少し止めよう
風に散る花びら 黒湯温泉に浮かびて そっと手で掬いけり
バス停で桜吹雪の舞い乱れ
知らない顔と交わす微笑み
しとしとと春の長雨降る朝は
街ゆく人々 みな黒纏う
鉄塔は空に伸びゆく一本の静けさまとう白い沈黙
春冷えに花散らす風恋もまた夢もおぼろに深夜のピエロ
統合で消えた母校よ理科室に出てた幽霊どうしただろう
もう顔が思い出せない友人も同じ品種の春を見ている
春風にしだれ桜のゆらゆらリ雅楽に酔いて花も紅らむ
忘れない色と匂いと吹く風とあなたと最後の桜並木を
降り積もる雪の如しに 散る桜 通勤路にも 春の絨毯
初めてのひとり暮らしの部屋訪ねドアを開ければそこは異世界
春嵐花びら舞って八重桜孫らは踊る
ピンクの絨毯
野に遊ぶ 花摘む少女 手を繋ぎ ハイジとクララ
ふと連想し
使い終えたくさんの文字を背負うノート思い出詰めて静かに眠る
晴天に窓を開ければ紫モクレン気品ある
香り肌にまとわせ
キャンバスに青と緑を混ぜて海 人影二つ戯れて風
明け方の俄雨(にわかあめ) ふと目が醒めて 夢から醒めて 消ゆる面影