遠雷は あの日失くした 想いまで 呼び覚ますのか いってきの雨
題『まで』 にて
これまでもこれからもまた平熱の恋を重ねて僕は僕へと
題『まで』 にて
恋失くし さ迷ふ風に 満月が つきあふと言ふ 夜が明けるまで
題『まで』 にて
風が吹き春がとびらを叩くからポテサラつくる土曜日の午後
題『とびら』 にて
記録にも記憶にさえも残らずに詠み人知らずの我は風なり
題『記』 にて
手のなかのスマホの記事にため息を吹きかけ閉じる鈍色の空
題『記』 にて
駅をでて 広がる海と 物語 恋が始まる ふれあう肩に
題『始』 にて
窓のない部屋で虚空に手を伸ばす誰かの声が聞こえた気がして
題『部』 にて
車窓から 見える景色に 幸せに 過ごしてますかと ふと君想う
題『君』 にて
電車から見える景色は夕暮れと今は微かな貴女の姿
題『から』 にて
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