棒の先止まる蜻蛉と同じほど軽く流れる昨日の幸せ
題『自由詠』 にて
一ヶ月書けないでいた返信に折り紙の桜いっぱい詰める
題『書』 にて
流されて形変わること味わえる雲 青空に進んで混ざる
題『流』 にて
胸張って私の知らない国のこと教えてくれる今年の燕も
題『知』 にて
ドアノブはいつも回すんだ いつだって誰かにとびらへ導かれたら
題『とびら』 にて
艶めいた唇思わせるような嘘を 一度はついてみたいけど
題『嘘』 にて
曖昧さ肯定するような温度で頬隠す髪に触れる春風
題『風』 にて
新聞を広げて世界の記事読めば上をてててとインコが歩く
題『自由詠』 にて
実体のないもの浮かぶ今朝のニュース 自分刺し相手も刺す狂気を
題『実』 にて
一時間付き合っている 靴の中足裏にいる礫(つぶて)が痛い
題『足』 にて
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