夏花火 銀河の星に 重なれば 触れあう肩に 戯れの風
題『花火(テーマ詠)』 にて
ベランダで幼い我が子の髪を切る母の笑顔に揺れる陽だまり
題『髪』 にて
背を向けて片手を上げて行く君が かっこよく見えた もう遅いけど
題『自由詠』 にて
炎天下 拭う間もなく出る汗と 闘いながら夕暮れを待つ
題『汗』 にて
今度こそ筆を折るよという君がペンとノートは断捨離できず
題『自由詠』 にて
気がつけば別れの時が近づいて君が隠した右手の時計
題『気』 にて
スマホから気になる着信すぐ切れて消し忘れてた名前が光る
題『気』 にて
初印象 悪くないよと 笑う君 海と花火と 振り向く夏と
題『印』 にて
印象派 好きな絵画は フェルメール 青の少女は 初恋に似て
題『印』 にて
ポケットの破れた部分に引っかかる昔の恋は色あせぬまま
題『部』 にて
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