あかいろの弁当箱は役目終へ鶯告げる春遠からじ
題『自由詠』 にて
北口にテールランプの輪をつくり皆で巣箱に帰る人待つ
題『箱』 にて
寒空に三色すみれの立ちつくし客を待ちつつ風に揺れをり
題『風』 にて
懸命に生きよと鏡で我叱る耄碌しても父の口癖
題『鏡』 にて
芹生無月さま(京都の方でしょうか) コメント頂き有難うございます。毎日仕事でご指導を受けますと実はだ…
題『自由詠』 にて
杖探す転ばぬ先につく杖を見つけるまでに転ぶ毎日
題『自由詠』 にて
しづかなる君のひかりの届きたるレコードの針落とす朝来る
題『朝』 にて
チャレンジはかっこいいものなんかじゃない地平を一ミリ持ちあげること
題『地』 にて
選ぶとは選ばないこと含みをりガチャリと回す人生ひとつ
題『選』 にて
企画者の顔にもどりてモニタ観るさきほどまでは笑ってゐた人
題『顔』 にて
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