木の棒に当たりの文字が見え始め急いで食べて直ぐに無くなる
題『当』 にて
もうだめだなんて弱気を萎ませて雪見大福一気に食べる
題『もう』 にて
熱っぽい額に触れた手で知った 貴方帰った外の寒さを
題『熱』 にて
北国の母はバナナの黒点を風邪ひいたという雪積もる家で
題『風』 にて
あべこべの歯並び矯正するように駄目な自分と何とか付き合う
題『歯』 にて
仕事場で裸電球消すように微かな妬み気づかれまいと
題『気』 にて
意地悪な人に効かせる少量の親切 綿のような雪飲む
題『雪』 にて
なるほど!
題『愛』 にて
滑らかな愛想笑いもいたにつき指に馴染んだまな板のように
題『愛』 にて
涙目で潤んだ瞳を閉じていくシリウスの悲しみ満ちる朝
題『自由詠』 にて
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