・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
問答に 老僧はただ 笑うだけ 参道の風 僧堂抜ける
近づいて 机に置いた ボールペン 知っていたんだ ずっと見てたの
通り雨 洗われていった この心 汚れてくのを 僕は知ってる
今朝方の 小雨の音と 残り香に 漂う思い 別れたんだと
酔いしれて ヒールを直し 空を見る 人恋しさを 流す星空
そろそろか 実りの秋を 思いつつ タバコを吹かし 田んぼ見渡す
小路にも 舞う雪はきえ 花のころ 百夜のゆめも かないやすきと
凛として 雪より映える 寒椿 紅ひく君に 想い重ねる
冷たさが 春風ふいて きえてゆく 変わってほしい あなたの心
コンペにて 夫は優勝 喜ぶも 趣味の悪ひ 景品にガックリ
この春の 新作アイス お昼あと ひと匙ずつを 頂く
おかしいな?短歌投稿 出来なくて 夫は留守で ヘルプ頼めず
夫コンペ ラジオを友に 一人いて 一日過ごす たまにはいいか?
路地裏でこうべを垂れるハルジオン やめろよ僕に同情なんて
脱脂綿を 消毒液で 湿らせて ちくりと痛む やんちゃな傷
ひとり暮らし始めた頃の不自由は塗りつぶされてまだ白き壁
あの頃は 息を潜めた 宵闇の 住人に 憧れていた
置けば泣き抱けば我が腕握りたり ときの重さを決して忘れじ
ふわり風遠くでむせぶ声かすか 霞か先は春浅き今
薬局へ 薬貰ひに 夫ゆき 高額なるが 生きるに必須
陽に向かい 凛と立ちたる ネモフィラの 青あざやかに 足下に空
私にも息子たちにもかけなかった 優しい声でインコ呼ぶ夫
名を呼べば 緩き瞬き 返す猫 胸に抱けば するり逃げ行く
名付けよう直線の多い漢字と曲線描くかな混ぜ 平和と
なんだろう? あの鳴き声は 夜明けの 烏でもなし 鶯でもなし
空に浮かぶ白い坂道がこわくなってきた昼ニ・マル・ニ・ロク
肉を食い終わり見ている白き皿油で濡れた赤きくちびる
黙祷のサイレン響く三月の あの日は何をしていたんだっけ
成功を祈りつ 「ダメ元」と唱ふ 叶はぬ結果とて 前を向き
ふわぁりとパンの匂いに包まれてトングで摘まむ君のデニッシュ
「もういい」と あとの言葉は遮られ冷たくなったトースト一片
おひさまに向かってぐっと背伸びして春が来たよとビルたち光る
追憶を琥珀のなかに閉じ込めてバーボンあおる窓外は雨
笹鳴きし薮に隠れる鶯に 雪は消えたよ 歌を聴かせて
空晴れてここにも春は始まれり 開いた辛夷の蕾ふんわりと
波の狭間を漂う舟の様に哀しみは行ったり来たりする
マスターの気配たのしく通う店 小皿ひとつで今日がほどける
片付けたはずのノートの端っこに書きかけのまま今日が止まってる
齢(よわい)十八迎ゑんとす愛犬 気に掛ける日々 噛み締むる日々
春草(しゅんそう)も 寒の戻りに 身震ひぬ 弥生を冷やす 氷雨(ひさめ)と寒波
救急のサイレン響き目を覚ます街の灯りと犬の遠吠え
ミサイルで大切な人灰になる 何を憎んで生きてけば良い
名も知らぬ祠の前で手を合わせお前は誰だと風に問う秋
この歌、今日の4首の中で一番好きです。知らない祠でも手を合わせる自然な気持ちが美しいと思いました。相手が神様なので、「お前」は「あなた」でもよいかと感じました。
コメントありがとうございます。
ちょっとひねりすぎました。 最初は「俺は誰だと」だったんですけど 投稿直前に「お前は誰だと」に変更しました。 「自分探し」というテーマを 「名も知らぬ祠」に対して手を合わせる行為で、 実は「自分の深層意識」に向き合い 自分は何者なのだと自問自答する姿。 答えを風に(形のないもの、消えてしまうものに)求めて、 答えの出ない葛藤や、虚無感を表現したつもりだったんですが・・・。 やっぱりひねりすぎました。
コメントありがとうございました。
万物全てに神性を見出す、日本人的な行為かと早合点してしまいました。すみません。読みが浅かったです。
すみません、さっき仕事から帰ってきました。
再度コメントありがとうございます。 蛙鳴さんの指摘のほうが正しいと思います。 「俺は誰だと」と「お前は誰だと」では 読みての印象が変わってしまうのは 当然だと思います。
他の皆さんも蛙鳴さんの的確な 感想・コメント、楽しみにしていると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
みぞれ降り真紅きわ立つ木瓜の花 鎮まぬ心はざわざわ音す
東日本が壊滅するかという恐怖、十五年前の今日という日に
いつもよりポニーテールの結び目を少しだけ上げ春を待つ君
マーチングバンドの曲は高らかに靴音響くなぜ泣くこの子
トマホーク攻撃の報 聞きながら満員電車に揺られる今日も
宇良くんは ピンクのまわしで 相撲とる 今日は黒星 残念しきり
新聞の歌壇に歌が載った日は半額じゃないパック寿司買う
問答に 老僧はただ 笑うだけ 参道の風 僧堂抜ける
近づいて 机に置いた ボールペン 知っていたんだ ずっと見てたの
通り雨 洗われていった この心
汚れてくのを 僕は知ってる
今朝方の 小雨の音と 残り香に 漂う思い 別れたんだと
酔いしれて ヒールを直し 空を見る 人恋しさを 流す星空
そろそろか 実りの秋を 思いつつ タバコを吹かし 田んぼ見渡す
小路にも 舞う雪はきえ 花のころ 百夜のゆめも かないやすきと
凛として 雪より映える 寒椿 紅ひく君に 想い重ねる
冷たさが 春風ふいて きえてゆく 変わってほしい あなたの心
コンペにて 夫は優勝
喜ぶも 趣味の悪ひ
景品にガックリ
この春の 新作アイス
お昼あと ひと匙ずつを 頂く
おかしいな?短歌投稿
出来なくて 夫は留守で
ヘルプ頼めず
夫コンペ ラジオを友に
一人いて 一日過ごす
たまにはいいか?
路地裏でこうべを垂れるハルジオン やめろよ僕に同情なんて
脱脂綿を 消毒液で 湿らせて
ちくりと痛む やんちゃな傷
ひとり暮らし始めた頃の不自由は塗りつぶされてまだ白き壁
あの頃は 息を潜めた 宵闇の
住人に 憧れていた
置けば泣き抱けば我が腕握りたり
ときの重さを決して忘れじ
ふわり風遠くでむせぶ声かすか
霞か先は春浅き今
薬局へ 薬貰ひに 夫ゆき
高額なるが 生きるに必須
陽に向かい 凛と立ちたる ネモフィラの 青あざやかに 足下に空
私にも息子たちにもかけなかった
優しい声でインコ呼ぶ夫
名を呼べば 緩き瞬き 返す猫 胸に抱けば するり逃げ行く
名付けよう直線の多い漢字と曲線描くかな混ぜ 平和と
なんだろう? あの鳴き声は
夜明けの 烏でもなし
鶯でもなし
空に浮かぶ白い坂道がこわくなってきた昼ニ・マル・ニ・ロク
肉を食い終わり見ている白き皿油で濡れた赤きくちびる
黙祷のサイレン響く三月の あの日は何をしていたんだっけ
成功を祈りつ 「ダメ元」と唱ふ 叶はぬ結果とて 前を向き
ふわぁりとパンの匂いに包まれてトングで摘まむ君のデニッシュ
「もういい」と あとの言葉は遮られ冷たくなったトースト一片
おひさまに向かってぐっと背伸びして春が来たよとビルたち光る
追憶を琥珀のなかに閉じ込めてバーボンあおる窓外は雨
笹鳴きし薮に隠れる鶯に
雪は消えたよ 歌を聴かせて
空晴れてここにも春は始まれり
開いた辛夷の蕾ふんわりと
波の狭間を漂う舟の様に哀しみは行ったり来たりする
マスターの気配たのしく通う店 小皿ひとつで今日がほどける
片付けたはずのノートの端っこに書きかけのまま今日が止まってる
齢(よわい)十八迎ゑんとす愛犬 気に掛ける日々 噛み締むる日々
春草(しゅんそう)も 寒の戻りに 身震ひぬ 弥生を冷やす 氷雨(ひさめ)と寒波
救急のサイレン響き目を覚ます街の灯りと犬の遠吠え
ミサイルで大切な人灰になる 何を憎んで生きてけば良い
名も知らぬ祠の前で手を合わせお前は誰だと風に問う秋
この歌、今日の4首の中で一番好きです。知らない祠でも手を合わせる自然な気持ちが美しいと思いました。相手が神様なので、「お前」は「あなた」でもよいかと感じました。
コメントありがとうございます。
ちょっとひねりすぎました。
最初は「俺は誰だと」だったんですけど
投稿直前に「お前は誰だと」に変更しました。
「自分探し」というテーマを
「名も知らぬ祠」に対して手を合わせる行為で、
実は「自分の深層意識」に向き合い
自分は何者なのだと自問自答する姿。
答えを風に(形のないもの、消えてしまうものに)求めて、
答えの出ない葛藤や、虚無感を表現したつもりだったんですが・・・。
やっぱりひねりすぎました。
コメントありがとうございました。
万物全てに神性を見出す、日本人的な行為かと早合点してしまいました。すみません。読みが浅かったです。
すみません、さっき仕事から帰ってきました。
再度コメントありがとうございます。
蛙鳴さんの指摘のほうが正しいと思います。
「俺は誰だと」と「お前は誰だと」では
読みての印象が変わってしまうのは
当然だと思います。
他の皆さんも蛙鳴さんの的確な
感想・コメント、楽しみにしていると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
みぞれ降り真紅きわ立つ木瓜の花
鎮まぬ心はざわざわ音す
東日本が壊滅するかという恐怖、十五年前の今日という日に
いつもよりポニーテールの結び目を少しだけ上げ春を待つ君
マーチングバンドの曲は高らかに靴音響くなぜ泣くこの子
トマホーク攻撃の報 聞きながら満員電車に揺られる今日も
宇良くんは ピンクのまわしで
相撲とる 今日は黒星
残念しきり
新聞の歌壇に歌が載った日は半額じゃないパック寿司買う