帰る背にすうっと風の通りゆき不意に降り来る大粒の雨
題『来』 にて
長月につくつく法師赤とんぼ探すは夏の終わりの兆し
題『終』 にて
つるバラも松葉ボタンもパンジーも継ぐことできずごめん、じいちゃん
題『庭(テーマ詠)』 にて
ありがとうございます。 風向きによって聞こえるほどの音です。
題『満』 にて
「ももちゃんは幽霊なんか信じない」ぎゅっとつなぐ手夕暮れの道
題『信』 にて
静かさの満ちゆく部屋に最終の電車を送る踏切の音
題『満』 にて
トランプで負けてふくれるキミの頬すかさず言った「もう一度やろ」
題『負』 にて
橋の上はるか下流の空に咲く儚き花に目を奪われる
題『花火(テーマ詠)』 にて
ふわふわのちっちゃな靴が垣の上ちっちゃな足を恋しがってる
題『靴』 にて
もう今日はのんびりする日にしちゃおうか一人の休日二度寝したひる
題『ニ』 にて
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