強く咲く日々草の赤と白暑さを糧にするかのように
題『白』 にて
中一の春にもらった腕時計見つけた 明日修理に出そう
題『もらう』 にて
ビー玉をかざせばキラリあの時の空の欠片を閉じ込めた青
題『空』 にて
あっけなく弾け終わった夏の夢レモンソーダの泡さながらに
題『泡』 にて
花火持つきみの姿を目の端でずっと追ってた夏の合宿
題『花火(テーマ詠)』 にて
帯を締め髪を上げれば大人顔 笑顔に弾けて友に手を振る
題『髪』 にて
牛たちも青息吐息の四十度北海道を猛暑が襲う
題『自由詠』 にて
積もりくる家の仕事は好きな曲かけて鼻歌まじりに動く
題『歌』 にて
帰り着き汗ではりつくTシャツを剥くように脱ぎシャワーの下へ
題『汗』 にて
川の音と始まる前のワクワクが薄闇に溶ける打ち上げ花火
題『始』 にて
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