連休のテレビに映る五稜郭縁取る桜が旅へと誘う
題『五』 にて
旅先で入った本屋の文庫棚『ドラえもん短歌』と目が合った
題『ドラえもん(テーマ詠)』 にて
ジャイアンやどこでもドアは半世紀ひらく世代をつなげる言語
題『ドラえもん(テーマ詠)』 にて
ごちゃごちゃは溢れる前に蓋をしてしばし休ませ見直す「気持ち」
題『あふれる・こぼれる』 にて
ネモフィラの中を駆け行く麦わら帽ブルーに映える黄色いリボン
題『映』 にて
林道に枝先そよぐしゃらしゃらと一色でない緑の重なり
題『自由詠』 にて
あと少しあともうちょっとと止められぬ意志の弱さは我が家の血筋か
題『あと』 にて
三叉路にのっぺらぼうの道祖神幾万人の声を聞きしや
題『道』 にて
初月給もらった夜のレストラン家族に言った「ここは払わせて」
題『大人(テーマ詠)』 にて
隠れ家は神社の裏の竹林秘密結社のバッジは王冠
題『子どもの頃を思い出して』 にて
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