雨あがり 忘れ去られた 傘ひとつ これからどこへ 旅するのだろ
題『傘』 にて
雨の日に寂しさ集うコンビニの傘立てに咲くビニールの花
題『傘』 にて
あの人がほしいと泣いた手のひらに生まれて消えた初雪のしろ
題『ほしい』 にて
月影に 齢(よわい)かさねて ほしいもの 何もなくただ 静かに消えん
題『ほしい』 にて
ほしいもの 言葉にすれば 消えそうで 揺れる二人と モカの珈琲
題『ほしい』 にて
あの星が ほしいと君が 手をのばす 横顔うつす 月影の青
題『ほしい』 にて
戦争を知らない子らへ語り継ぐ 平和の歌と夕陽の赤を
題『日本(テーマ詠)』 にて
ベランダで 星を眺めて この国の 行く末憂う ビールは苦く
題『日本(テーマ詠)』 にて
青い空 透明な風 白い雲 平和の意味を 嚙みしめる春
題『日本(テーマ詠)』 にて
この国に 生まれてよかったと いえる日を マイノリティも マジョリティも
題『日本(テーマ詠)』 にて
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