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雨の日 通学路をキャンパスとしてしぶきと華がきらきら踊る
祖母の杖 母の日傘が 傘立てに 主をなくして 佇んでいる
タバコ買う 番号探す 幾ばくか さよならかもと 傘立てに差す
生き延びたなら 今日は酒を飲もうと 雨も弾かぬ傘を振るえば
庭めぐり 今日の幻聴 ふりかえる そんな日もある 明日も運動
銀傘(ぎんさん)に響くサイレン甲子園 アルプス席の声になる我
身を挺し我を守りし傘はのち留めおかれて仲間を増やす
桃色の ちっちゃな傘を 手放せず 四半世紀が 過ぎた今でも
傘の中にいる人たちが羨ましいくらいくたびれて 濡れた布靴
ビルの窓 見下ろす雨の 街中に 色鮮やかな 傘の花々
傘をさし長靴をはき外に出る 浮き立つ心 地平の彼方
にわか雨宿の屋号の傘を借り にわか侠客着流す浴衣
梅雨空になりても職場に残されたすべてをわたしの傘だとおもふ
日曜日 偶然見かけた 好きな子に 話しかけれず 傘に隠れる
ほんとうのわたしをまもる傘はあるこの手の中にこころの中に
雨あがり 忘れ去られた 傘ひとつ これからどこへ 旅するのだろ
夕立の去った公園のベンチの 忘れ傘より滴る涙
雨粒が打ち付けられる傘越しに 見えるあなたは歪んでしまった
形見なる母の日傘は色褪せて遠い夏の日畳み込んでる
ぽたぽたと涙を落とし置き忘れられた雨傘電車の隅に
雨降れば 長靴・合羽で 農作業 土間の傘立て 箒が2本
海望む若松の枝葉栄えり 木陰に一人、花一輪
花笠音頭から本歌取り(?)
紫陽花が街を彩る鮮やかさ 傘打つ雨はもう止んでいる
傘の中引き寄せられて戸惑えば 肩が濡れるとぶっきらぼうに
放課後に 1人居残り 黒板へ 書く名は2つ 相傘の下
新しき 日傘を買うたり 晴天の 色移したる 小さき傘を
古傘を失くしてしまい涙雨 傘絵の金魚が泳いで逃げたか
小雨には傘ささぬ我が信条は核の傘など御免蒙る
ゆっくりと一人傘さし買い物へ 過ぎた荷物に腕が悲鳴を
駅に着き突然の雨 折りたたみ出さずに入る君のさす傘
雨降りに透ける傘さす牡丹あり 育てる人の温かさ紅く
パパこれで忘れないでしょ傘の柄に娘が貼ったポムポムプリン
雨の日に寂しさ集うコンビニの傘立てに咲くビニールの花
雨上がり傘持ち赤子に手を振れば 水たまりには一人の自分
玄関にビニール傘が二十本単身赴任もうすぐ二年
禿頭は日傘をさすこと義務付ける法案出そうな今年の暑さ
大通り行き交ふ人々傘の花都会を映すお天気カメラ
傘ならばシェルブールの雨傘を 悲しい恋と雨の別れに
帰り道突然の雨に傘一本身を固くしてあなたに添った
病院へ 歩く道のり 傘をさす 母の背中の 濡れぬようにと
雨の日 通学路をキャンパスとしてしぶきと華がきらきら踊る
祖母の杖 母の日傘が 傘立てに
主をなくして 佇んでいる
タバコ買う 番号探す 幾ばくか さよならかもと 傘立てに差す
生き延びたなら 今日は酒を飲もうと 雨も弾かぬ傘を振るえば
庭めぐり 今日の幻聴 ふりかえる
そんな日もある 明日も運動
銀傘(ぎんさん)に響くサイレン甲子園
アルプス席の声になる我
身を挺し我を守りし傘はのち留めおかれて仲間を増やす
桃色の ちっちゃな傘を 手放せず
四半世紀が 過ぎた今でも
傘の中にいる人たちが羨ましいくらいくたびれて 濡れた布靴
ビルの窓 見下ろす雨の 街中に
色鮮やかな 傘の花々
傘をさし長靴をはき外に出る 浮き立つ心 地平の彼方
にわか雨宿の屋号の傘を借り
にわか侠客着流す浴衣
梅雨空になりても職場に残されたすべてをわたしの傘だとおもふ
日曜日 偶然見かけた 好きな子に
話しかけれず 傘に隠れる
ほんとうのわたしをまもる傘はあるこの手の中にこころの中に
雨あがり 忘れ去られた 傘ひとつ これからどこへ 旅するのだろ
夕立の去った公園のベンチの
忘れ傘より滴る涙
雨粒が打ち付けられる傘越しに
見えるあなたは歪んでしまった
形見なる母の日傘は色褪せて遠い夏の日畳み込んでる
ぽたぽたと涙を落とし置き忘れられた雨傘電車の隅に
雨降れば 長靴・合羽で 農作業
土間の傘立て 箒が2本
海望む若松の枝葉栄えり
木陰に一人、花一輪
花笠音頭から本歌取り(?)
紫陽花が街を彩る鮮やかさ
傘打つ雨はもう止んでいる
傘の中引き寄せられて戸惑えば
肩が濡れるとぶっきらぼうに
放課後に 1人居残り 黒板へ
書く名は2つ 相傘の下
新しき 日傘を買うたり 晴天の 色移したる 小さき傘を
古傘を失くしてしまい涙雨 傘絵の金魚が泳いで逃げたか
小雨には傘ささぬ我が信条は核の傘など御免蒙る
ゆっくりと一人傘さし買い物へ 過ぎた荷物に腕が悲鳴を
駅に着き突然の雨 折りたたみ出さずに入る君のさす傘
雨降りに透ける傘さす牡丹あり
育てる人の温かさ紅く
パパこれで忘れないでしょ傘の柄に娘が貼ったポムポムプリン
雨の日に寂しさ集うコンビニの傘立てに咲くビニールの花
雨上がり傘持ち赤子に手を振れば
水たまりには一人の自分
玄関にビニール傘が二十本単身赴任もうすぐ二年
禿頭は日傘をさすこと義務付ける法案出そうな今年の暑さ
大通り行き交ふ人々傘の花都会を映すお天気カメラ
傘ならばシェルブールの雨傘を
悲しい恋と雨の別れに
帰り道突然の雨に傘一本身を固くしてあなたに添った
病院へ 歩く道のり 傘をさす
母の背中の 濡れぬようにと