・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
不都合と思へば朝に独特の書体を使つてなじりくるひと
鏡文字の「あ」の字も愛しい父の日に息子が書いたありがとうの手紙
書き写す 理解出来ても出来なくも 何度も書いて頭に移す
口下手で恥ずかしがりの初恋は 恋文書いて 退かれて終わり
書いてゆく 苦しい道の 途上でも その筆先 よりしなやかに
新しい 万年筆に インク入れ 書き味楽しむ 午後のひととき
今回はどのインク飲ませようかな 悩むも楽し 手入れも楽し
書き直しすぎて何を言いたいか分からなくなる君への手紙
アイデアが 何も浮かばず とりとめも ない言葉ばかり 並ぶ雑記帳
言の葉が 降りてくるのを 待ちながら 書きかけノート 薫る珈琲
今日の事書き留めねばと思うこと 雑多にまみれ日々は過ぎてく
白紙には何もないのでなくてただ 書かれていない未来が眠る
クレヨンで アンパンマンを 書く孫の 正義の味方に なりたし我も
古書店の インクの香り 背表紙に 眠る言の葉 時を忘れて
家の中 遺るメモ書き そのままで 縦長の文字 貴方の癖字(くせじ)
面白い書に魂を奪われて 明日のテストを忘れて読んでた
図書館で絵本を捜す父と子に 遠い昔の自分が重なる
閉店と書かれた紙の白さより 先に店主の顔の 浮かびぬ
思い出を忘れぬように書き留めて どこかに消えたキャンパスノート
古書店の紙の匂いに混ざるのは 顔も知らない誰かの想い
メモ帳に 買い物リスト 書いたまま また春が来る 忘れたままで
書棚より落ちた一冊ひらかれて 昔のわたしに呼び止められる
義姉妹の読みし書架より海匂う 自由で広い異国の小説
いっぱしの歌人気取りで書評など背伸びして書く忸怩たるまま
書き溜めて選んだ言葉 世界に放つ 踊れ自由に どう読まれても
何回も書いて消してを繰り返しできた手紙のこの温かさ
書きて消し 消しては書きし 恋文を 結ぶことなし 夜は白めども
玄関に書き置き一つ残されて一人飲みするホッケの開き
退社後に書店で手にした一冊が未知の頁(ページ)の旅へいざなう
貴女への思いの丈を書こうとも語彙が足りない文字も分からぬ
癖のある定家の書体 御物本『更級日記』読みし遠き日
書く機会少なくなりて想ひ出す筆まめだつた亡き親友(とも)の事
不都合と思へば朝に独特の書体を使つてなじりくるひと
鏡文字の「あ」の字も愛しい父の日に息子が書いたありがとうの手紙
書き写す 理解出来ても出来なくも 何度も書いて頭に移す
口下手で恥ずかしがりの初恋は
恋文書いて 退かれて終わり
書いてゆく 苦しい道の 途上でも
その筆先 よりしなやかに
新しい 万年筆に インク入れ 書き味楽しむ 午後のひととき
今回はどのインク飲ませようかな
悩むも楽し 手入れも楽し
書き直しすぎて何を言いたいか分からなくなる君への手紙
アイデアが 何も浮かばず とりとめも ない言葉ばかり 並ぶ雑記帳
言の葉が 降りてくるのを 待ちながら 書きかけノート 薫る珈琲
今日の事書き留めねばと思うこと
雑多にまみれ日々は過ぎてく
白紙には何もないのでなくてただ
書かれていない未来が眠る
クレヨンで アンパンマンを 書く孫の
正義の味方に なりたし我も
古書店の インクの香り 背表紙に 眠る言の葉 時を忘れて
家の中 遺るメモ書き そのままで
縦長の文字 貴方の癖字(くせじ)
面白い書に魂を奪われて
明日のテストを忘れて読んでた
図書館で絵本を捜す父と子に
遠い昔の自分が重なる
閉店と書かれた紙の白さより 先に店主の顔の
浮かびぬ
思い出を忘れぬように書き留めて どこかに消えたキャンパスノート
古書店の紙の匂いに混ざるのは
顔も知らない誰かの想い
メモ帳に 買い物リスト 書いたまま また春が来る 忘れたままで
書棚より落ちた一冊ひらかれて
昔のわたしに呼び止められる
義姉妹の読みし書架より海匂う
自由で広い異国の小説
いっぱしの歌人気取りで書評など背伸びして書く忸怩たるまま
書き溜めて選んだ言葉 世界に放つ 踊れ自由に どう読まれても
何回も書いて消してを繰り返しできた手紙のこの温かさ
書きて消し 消しては書きし 恋文を 結ぶことなし 夜は白めども
玄関に書き置き一つ残されて一人飲みするホッケの開き
退社後に書店で手にした一冊が未知の頁(ページ)の旅へいざなう
貴女への思いの丈を書こうとも語彙が足りない文字も分からぬ
癖のある定家の書体 御物本『更級日記』読みし遠き日
書く機会少なくなりて想ひ出す筆まめだつた亡き親友(とも)の事