ランキング(過去1か月)
素敵な歌を作るためには
良い作品を生み出すためには様々な方法があると思います。
1.具体性
良い歌は読み手の頭の中に映像を浮かび上がらせることに成功していると思います。具体物を上手に入れることで歌は良くなるはずです。
2.理のないリアリティ
論理的には結びつかずとも、景と情が適度な距離感で結びついていることは良い短歌になる一つの要素だと思います。適度な飛躍や、無理のない連想がポイントだと考えています。
3.想いを託す
読み手がいることを忘れない。読み手が受け取って短歌は完成する。カッコつけたフレーズや、読み手が置いてけぼりな表現は敬遠される理由になります。
創作のヒントになれば幸いです。

評価を集めた歌
題『流』
すず風の奏でる調べ流れくる 哀しみなんて忘れなさいと
題『とびら』
四月からアイロンかける吾子のシャツ真白き未来のとびらは開く
題『自由詠』
寺院にて雅楽演奏ふるまえば枝垂れ桜もほろ酔い気分
題『まで』
散らないで母が退院する日まで最後に桜見せてあげたい
題『メール』
妹へ もっと話しが したかった 届かぬ空へ メールを送る
題『さくら・桜』
満開のさくらが風に舞い散ればふわりと揺れるピンクのカーテン
題『風』
転生は鯉のぼりと言う君のため 若葉を抜ける薫風になる
題『自由詠』
傘寿すぎ兄は田植えの準備する雪解け水が小川潤す
題『さくら・桜』
儚くも散りぬ桜を見送りて 寂しくなゐやう咲く八重桜
題『押』
錆びついた自転車押して坂道をのぼる真赤な夕日目指して
題『押』
シルバーカー押してゆっくり歩く人 やさしく見守る社会でありたい
題『押』
姉からの荷物と気づく春風に ハンコ押す手も 軽やかになる
題『押』
街灯が闇をゆっくり押し返し 道の輪郭だけを残して
題『押』
ひたすらに話を聞きて帰り路の娘の背を押す皐月の風よ
題『道』
夕暮れに ドーナツ買って帰る道 あやまる言葉 まだ見つからず
題『守』
約束は守りなさいと言っていた 祖母が破った死なない約束
題『日』
少しずつ夏の日差しが混じり出しまた駆け足で春はゆくのか
題『流』
ひらひらと手を振るごとく花は落ち琵琶湖疏水の流れとなりぬ
題『嘘』
嘘のない小さなその手で渡された朝顔のタネまだ温かい
題『嘘』
毒性のそれほど強くない嘘で守る夫婦の平穏な日々
題『押』
押し花に君のポッケのたんぽぽと僕のリュックのちぎれた葉っぱ
題『風』
春風に揺れるカーテン 隙間から 淡い緑が顔をのぞかす
題『壁』
見えぬけど壁はあったね二人には壊そうともせず風に任せて
題『壁』
公園の壁の落書きこの街に闇も在るとぞ主張してをり
題『メール』
君の住む空へメールを送りたり返信ならば夢の中へと
題『自由詠』
青空に二本の飛行機雲在りてそれだけなのに嬉しい夏日
題『水』
ソーダ水 ゆらせば泡の 水色に たゆとう影の 遠ざかる音
題『猫・ネコ』
金網をよじ登る猫 蝉の如 降りるに降りられず ミャウミャウと
題『日』
好物のおはぎ供えて三度目の 母の命日 陽も長くなり
題『肉』
父さんと半分こだと渡された肉まんはいつも僕が多めで
投稿の多い歌人