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ランキング

ランキング(過去1か月)

評価を集めた歌

佐伯 海空
14

題『軽』

軽やかに木漏れ日踊る春の午後 光と風の子等が戯れ


つぼりん
13

題『軽』

軽トラの荷台に僕と西瓜乗せ父さん走る夏の農道


与野 晶
13

題『君』

夕暮れが 君の姿を 飲み込んで 何も言えずに ヒグラシが鳴く


澪子
13

題『苺・いちご』

ことことと苺のジャムを煮つめつつページをめくる『アンの青春』


佐伯 海空
13

題『苺・いちご』

夏祭り 触れあう肩と いちご飴 あれから二年 ゆれる陽炎


猿虎
12

題『自由詠』

病室の窓から家が見えるのよ指さす君の腕は細くて


与野 晶
12

題『万』

万葉の 道を尋ねて 幾千の 出会いと別れ 縁(えにし)の風に


佐伯 海空
12

題『飲』

あの月が この悲しみを飲みほせば 街の灯りも違う気がして


中村陽介
12

題『星』

あの夜に 二人名づけた星の名を 一人つぶやく風にまぎれて


佐伯 海空
12

題『みどり・緑』

かおる風 ささやく木々と あたたかな 光に遊ぶ みどり子と君


柊華
12

題『色を読み込んで』

行春(ゆくはる)を惜しむかのよう茶畑の新芽を揺らし緑の風吹く


中村陽介
12

題『語』

秋の夜の時をひとひら切り取って 友と語らう月を肴に


中村陽介
11

題『時』

静寂が 時々胸に 訪れて 何も言わずに ただ見つめてる


中村陽介
11

題『電車(テーマ詠)』

見送りもないまま旅立つ人の背に汽笛と風と孤月の影と


中村陽介
11

題『晴』

晴れて良し曇りも雨も全て良し ダメな自分も今の自分も


あっちゃん
11

題『書』

図書室で好きな作家を言い合って僕らゆっくり距離を縮めた


kouto setuna
11

題『自由詠』

手のひらで握りしめては零れ散る想いは風に夜空の星に


佐伯 海空
11

題『自由詠』

最終の列車の傍で揺れる夜 ベルが切り裂く影を二つに


佐伯 海空
11

題『花』

名も知らぬ花を見つけた帰り道スマホに映す春の残り香


佐伯 海空
11

題『でも』

誰にでも 見えないものが あるものさ 笑顔に隠れた 本当の顔


佐伯 海空
11

題『雨』

想い出を 呼び覚ますのは 雨の音 風の哭く音 月影の音


中村陽介
11

題『雨』

悲しくて 泣きたい時は 雨に泣く 優しい雨音 包まれながら


佐伯 海空
11

題『自由詠』

何気ない 言葉に人は 救われて あなたの詩が 誰かを救う


中村陽介
11

題『苺・いちご』

ひたむきな瞳で星を追いかけて苺ミルクを飲む君がいい


佐伯 海空
11

題『推』

図書館の 推理小説 読破して 探偵気取り アガサが笑う


坂上 雲
11

題『推』

推しはかる君が見ている空の果て見えない景色を僕も見たいと


佐伯 海空
11

題『決』

雨傘を持っていこうか決めかねて見上げた空と君と思い出


柊華
11

題『みどり・緑』

木洩れ日が作る緑の影踏んで遊ぶ子らの声碧天に舞う


佐伯 海空
10

題『のに』

木漏れ日に揺れているのに物憂げな瞳が気になる昼下がりの風


中村陽介
10

題『書』

書きとめた詩を夜空に解き放つ 誰にも見られず星屑となり


素敵な歌を作るためには

良い作品を生み出すためには様々な方法があると思います。

1.具体性
良い歌は読み手の頭の中に映像を浮かび上がらせることに成功していると思います。具体物を上手に入れることで歌は良くなるはずです。

2.理のないリアリティ
論理的には結びつかずとも、景と情が適度な距離感で結びついていることは良い短歌になる一つの要素だと思います。適度な飛躍や、無理のない連想がポイントだと考えています。

3.想いを託す
読み手がいることを忘れない。読み手が受け取って短歌は完成する。カッコつけたフレーズや、読み手が置いてけぼりな表現は敬遠される理由になります。

創作のヒントになれば幸いです。