ランキング(過去1か月)
素敵な歌を作るためには
良い作品を生み出すためには様々な方法があると思います。
1.具体性
良い歌は読み手の頭の中に映像を浮かび上がらせることに成功していると思います。具体物を上手に入れることで歌は良くなるはずです。
2.理のないリアリティ
論理的には結びつかずとも、景と情が適度な距離感で結びついていることは良い短歌になる一つの要素だと思います。適度な飛躍や、無理のない連想がポイントだと考えています。
3.想いを託す
読み手がいることを忘れない。読み手が受け取って短歌は完成する。カッコつけたフレーズや、読み手が置いてけぼりな表現は敬遠される理由になります。
創作のヒントになれば幸いです。

評価を集めた歌
題『自由詠』
「おかえり」を使わなくなった部屋だから 時計の音が少し大きい
題『白』
白黒のポテトチップの包装は遠くの戦さの死者を弔う
題『歩』
ゆっくりね 両腕支え 手引き歩行 わたしの番が 来たら頼むね
題『歩』
散歩道四季の移ろい感じつつアスファルト踏み足を進める
題『歩』
どうでもよい差異を互いに比べあう五十歩百歩の人が集って
題『開』
最後まで開かなかった君のドア ノックためらう俺のせいです
題『自由詠』
子を寝かし 今が好機と 針仕事 あの子の喜ぶ 顔が見たくて
題『神』
神様のおはじきだろう流星が滑った後に来る真の夜
題『神』
『神の手』と 父が誉めてた わたしの手 三回忌へと 母の髪切る
題『ためらう(テーマ詠)』
また一人同年代が他界して九十の母に知らすをためらう
題『自由詠』
半月は 欠けた月だと言う僕に 満ちる途中と 君は微笑む
題『歩』
歩き方を「歩容(ほよう)」と呼びてふんはりとした花びらのやうなる調べ
題『歩』
2センチの高さを一歩踏み降りて褒められた孫今わが手引く
題『歩』
晩春の独り歩きの田舎道 行き交う人に会釈しながら
題『自由詠』
険しくもひたすら信じ長き坂登りつめれば清し風吹く
題『自由詠』
ブランコを 押す手の重み ずっしりと 残り何回 押せるだろうか
題『自由詠』
この国を背負うためにぞ生まれたる 園児の笑顔未来へ続け
題『神』
神の手に触れるがごとき初夏の日の温みを浴びてしばし午睡す
題『神』
泣き止まぬ 我が子を抱いて 揺らしても 神のゆりかご 祖母にはかなわぬ
題『神』
神鹿の 如き顔して 散り初めし 佐保川の花 伏して見る鹿
題『神』
神様お願いいい子にします お母さんの病気治してください
題『手』
手をポンとたたいてみたが効果無く 思い出せないあの人の名を
題『手』
初恋のあの人の手に触れたのはフォークダンスの時だけでした
題『ためらう(テーマ詠)』
値札見て ためらう私 苦笑い 明日の私へ そっと投げ銭
題『ためらう(テーマ詠)』
好きですと言えばこの恋こわれそう 渡り廊下で踵を返す
題『ためらう(テーマ詠)』
返信に「りょ」と打ち込んでみたものの送信ためらう還暦の吾
題『ためらう(テーマ詠)』
初めてのデートに誘う時に似て今日ふる雨はためらうように
題『窓』
くよくよと悩むことにも疲れ果て窓開け放ち星を数える
題『窓』
時々はカーテン閉めて閉じこもる 心の窓は壊れやすくて
題『頭』
頭たれスマホに向かう人達の電車の中は反省に満ち
投稿の多い歌人