ランキング(過去1か月)
素敵な歌を作るためには
良い作品を生み出すためには様々な方法があると思います。
1.具体性
良い歌は読み手の頭の中に映像を浮かび上がらせることに成功していると思います。具体物を上手に入れることで歌は良くなるはずです。
2.理のないリアリティ
論理的には結びつかずとも、景と情が適度な距離感で結びついていることは良い短歌になる一つの要素だと思います。適度な飛躍や、無理のない連想がポイントだと考えています。
3.想いを託す
読み手がいることを忘れない。読み手が受け取って短歌は完成する。カッコつけたフレーズや、読み手が置いてけぼりな表現は敬遠される理由になります。
創作のヒントになれば幸いです。

評価を集めた歌
題『七』
百七の 鐘の音終えて 未来への 最後の一打に 安寧祈る
題『カーテン』
爪をたてレースのカーテンよじ登り 動けなくなる五合目の猫
題『正月』
『あけましておめでとう』とは言えなくて能登の地震二年目の冬
題『冬(テーマ詠)』
あたたかな言葉は夜にあふれ出す年の終はりが冬でよかつた
題『角』
カクなのかそれともスミかツノかもと振り仮名ほしき「角田」の名刺
題『七』
七つ星つかみ水くむ天の川乾きし星を潤すために
題『正月』
掃除したそばから汚す正月にみんなで生きてる証みたいに
題『クリスマス(テーマ詠)』
イブの夜にシフト入れてる君のこと誘う勇気を僕にください
題『正月』
ウマい歌詠めますようにそしてまた「うたたね」仲間の健康祈る
題『パーティ(テーマ詠)』
騒がしき人の輪避けて風のよう星と語らうビルの屋上
題『自由詠』
暖かな日差しを浴びて 行くあてのない人を待つ 駅裏ベンチ
題『雪』
公園のベンチに残る哀しみを隠すかのよう降り積もる雪
題『七』
しんしんと雪降る里の土の中 セミは7日の夏を夢みる
題『年』
年明けて空に書いたる書き初めの平和の文字は早消えかかり
題『テレビ』
復興を告げるテレビのその外の ひろえぬ声に想いを寄せる
題『駅』
喧騒も夢も汚れも清掃のモップに消える夜明けの駅舎
題『正月』
切り餅とお節を食べて華やかなテレビ観ながらLINEで挨拶
題『正月』
来客の去りし座敷に初日記ふたりに戻る夜の静寂かな
題『新幹線(テーマ詠)』
高らかにファンファーレを鳴らすように新幹線がホームを駆け抜く
題『新幹線(テーマ詠)』
義母危篤早く早くと気が焦り 新幹線よ空に飛び立て
題『会』
顔見知り 無難な会釈で通り過ぎ 名前を探す記憶の海に
題『品』
景品のポケットティッシュで鼻をかむ師走の街に雪ふりしきる
題『二』
親子して二人三脚と言いたいが明らかに吾が足並み乱し
題『カーテン』
カーテンの下からのぞく猫の顔 どんな悪さも許せる可愛さ
題『水』
泥水をすすって生きる野良犬の眼をして暮らす灰色の街
題『自由詠』
赤錆びた非常階段夕暮れのビルの裏手の闇に吞まれる
題『壁』
人はみな見えない壁の内側で もがき苦しみ迷いさまよう
題『忘』
忘れよう思えど消えぬあれこれを 背負って登る坂を見上げる
題『神』
家政婦の ように働く 皆のため 正月だけは 女神になって
題『願』
もう一度声聞かせてと願い込めキジトラの背の模様を撫でる
投稿の多い歌人