駐車場隅にたまった夕焼けを 踏まないように忍び足をする
題『場』 にて
修羅場など知らない顔で野良猫は 商店街の隅を横切る
題『場』 にて
珈琲の煙が立ち籠む戦場で あゝまた一人吹き飛びました
題『です・ます』 にて
夕空にクラゲを見てる沈黙で それだけでいい放課後でした
題『です・ます』 にて
雲ってどんな気分かで変わりますよね
題『白』 にて
傍線の前後で主語が
題『白』 にて
流血で白黒決める世界だと 静まる茶の間と犠牲者の報
題『白』 にて
花束を抱えた人とすれ違う 風に残った白菊の香り
題『白』 にて
呻きつつぽわぽわとした寝起き顔を 漂白するみたいな朝焼け
題『白』 にて
白紙には戻れないって知ってから ノートの隅に海ばかり描く
題『白』 にて
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