鞘森天十里

鞘森天十里

我が街に桜並木のあるゆゑに書を借りに行く道も浮き立つ

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鞘森天十里

花雨に木々の芽吹ぞ進みおり春の息吹の満ち満ち足りし

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鞘森天十里

やはらかにうるほひ満たす春の雨地に降りそゝぎて恵みとなりなむ

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鞘森天十里

飽く迄も僕が思ふに神様は野球界には居るんぢゃないか

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鞘森天十里

西行がいまの桜を見たりなばいかが見るとや知る由もなし

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鞘森天十里

啄(ついば)まれ落ちて踏まれて桜花土に還りてまた咲きたまへ

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鞘森天十里

初学(うひまな)びいくつになれど遅からず知らざることを知るは楽しき

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鞘森天十里

セーラー服のリボンが上手く結べずにまっすぐ飛べない蝶であった日

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鞘森天十里

点滴に囚われじっとする指の爪見て知った 私、父似だ。

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鞘森天十里

「苦手なの乙女椿は完璧で」完璧主義者の君はそう言う

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