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初デートの靴がよかったというあなたそれ以上は聞かないままに
下駄箱に家族の靴の溢れし過去今は空き段備蓄品入れ
雨や雪 その場限りの 長靴は 悲しいのかな 嬉しいのかな
挑戦を怯ませる不安潰す様に靴の中転がる小石踏む
玄関にぽつんと置かれた赤い靴 二人に積もる雪解けを待つ
舗道には戦後を支え靴磨きそんな時代をそれでも生きた
純情の運動靴が詩に変わる汚れをきにして恋が始まる
ガキたちの靴を鳴らしてラブレター恋のいじめの純情走る
父の靴 子供のころに 磨いたが 己が大人 捨てた革靴
枯れ葉踏み 乾いた音を 感触を 靴底でまだ感じる大寒(だいかん)
こつこつと 鳴らす靴の音(ね) 甲高く もうすぐ私の 時間が始まる
片方の靴を隠した犯人が散歩に行こうと吠えた気がした
靴が揃えてあるだけで何と無くあなたと笑う未来が視える
履き慣れた 物との別れ 近づけど 又同じ靴 買うことあらず
靴を履き靴を履き替え靴を脱ぎ靴を履いてはまた靴を脱ぐ
すり減った靴底引き摺り帰りゆく凍て星一つ胸に灯して
玄関の 小さな靴の 中にある アンパンマンの 靴下を履かせて
玄関に壊れた形年月の 深い皺擦れ味のある靴
地球上から戦争無くそう平和の靴下を編もう
信じてたガラスの靴が履ける日を 午前0時に夢から覚めて
黒革の靴履き初めし春十五 踵鳴らして背伸びはじまる
靴擦れの痛みに耐えて初デート 風呂の湯滲みて反省会
靴は革が化けてるもんで革靴はだったら頭痛が痛いみたいや
靴箱に見慣れない箱 物心さえないころの私のおくつ
靴下のワンポイントのアザラシと同じ格好で昼寝するきみ
ドア開けてドンキーコングに会いに来た 休めることなく靴擦り減らす
靴に石心のすきまを盗まれた見透かされたかだらしない恋
靴が鳴る冬の足音寂しげに遠い日の恋の苦渋のように
あの人の走る姿が好きでした少し汚れた運動靴で
春を待つ新しい靴手にした子まだ冬ですかねえかあさんと
ややもすると吾はやらかしたかもしらん 靴の音なむ全てわかれり
足跡のように原稿埋めてる文字に履かせる靴も色とりどりに
リハビリに励む老人颯爽と ナイキの靴に本気が 光り
長靴を買ってもらった日曜日逆さに下げたてるてる坊主
靴を脱ぎ 疲れた足を 包み込み 癒す足湯の 旅の思ひ出
夕空へ向け 跳ばす 片方の靴 天気占う 幼き友と
痩せた母 靴のサイズも変わりゆき ブカブカの音寂しく響き
ベランダに 置いてた靴に 虫一匹 日除けのところ 邪魔してごめん
くたびれた 私の心を 軽やかに 新しい靴が 魔法をかけた
字は違う靴と鞄は同じ色 会社に向かう忙しい朝
足音であなたを感じひと夜妻靴を磨いて夜明けの別れ
歳上の友のヒールは七センチ完敗しても尚 靴屋めぐり
その場では繕い隠した感情を 靴踏み鳴らし家路につく
庭で遊ぶ孫らは靴を脱ぎ捨てて泥の匂いと 春草入り混じる
靴鳴らすカウント合わせ舞踏しかふたりをつなぐ拍がなかった
雪ふらず長靴いらずプレゼント入れてくれそなサンタもおらず
長靴履き畑仕事でお尻つけ 滑って笑い枯れ草握る
コタツへと絨毯を踏み歩く足 黒靴下の片方に穴
解けだして雪春が来る馴染んだブーツ脱ぎだして靴でスキップ
真新しい靴での外出この日だけガラスの靴履くシンデレラになる
初デートの靴がよかったというあなたそれ以上は聞かないままに
下駄箱に家族の靴の溢れし過去今は空き段備蓄品入れ
雨や雪 その場限りの 長靴は 悲しいのかな 嬉しいのかな
挑戦を怯ませる不安潰す様に靴の中転がる小石踏む
玄関にぽつんと置かれた赤い靴 二人に積もる雪解けを待つ
舗道には戦後を支え靴磨きそんな時代をそれでも生きた
純情の運動靴が詩に変わる汚れをきにして恋が始まる
ガキたちの靴を鳴らしてラブレター恋のいじめの純情走る
父の靴 子供のころに 磨いたが 己が大人 捨てた革靴
枯れ葉踏み 乾いた音を 感触を 靴底でまだ感じる大寒(だいかん)
こつこつと 鳴らす靴の音(ね) 甲高く
もうすぐ私の 時間が始まる
片方の靴を隠した犯人が散歩に行こうと吠えた気がした
靴が揃えてあるだけで何と無くあなたと笑う未来が視える
履き慣れた 物との別れ 近づけど
又同じ靴 買うことあらず
靴を履き靴を履き替え靴を脱ぎ靴を履いてはまた靴を脱ぐ
すり減った靴底引き摺り帰りゆく凍て星一つ胸に灯して
玄関の 小さな靴の 中にある
アンパンマンの 靴下を履かせて
玄関に壊れた形年月の
深い皺擦れ味のある靴
地球上から戦争無くそう平和の靴下を編もう
信じてたガラスの靴が履ける日を
午前0時に夢から覚めて
黒革の靴履き初めし春十五
踵鳴らして背伸びはじまる
靴擦れの痛みに耐えて初デート 風呂の湯滲みて反省会
靴は革が化けてるもんで革靴はだったら頭痛が痛いみたいや
靴箱に見慣れない箱 物心さえないころの私のおくつ
靴下のワンポイントのアザラシと同じ格好で昼寝するきみ
ドア開けてドンキーコングに会いに来た
休めることなく靴擦り減らす
靴に石心のすきまを盗まれた見透かされたかだらしない恋
靴が鳴る冬の足音寂しげに遠い日の恋の苦渋のように
あの人の走る姿が好きでした少し汚れた運動靴で
春を待つ新しい靴手にした子まだ冬ですかねえかあさんと
ややもすると吾はやらかしたかもしらん
靴の音なむ全てわかれり
足跡のように原稿埋めてる文字に履かせる靴も色とりどりに
リハビリに励む老人颯爽と ナイキの靴に本気が
光り
長靴を買ってもらった日曜日逆さに下げたてるてる坊主
靴を脱ぎ 疲れた足を 包み込み 癒す足湯の 旅の思ひ出
夕空へ向け 跳ばす 片方の靴 天気占う 幼き友と
痩せた母 靴のサイズも変わりゆき ブカブカの音寂しく響き
ベランダに 置いてた靴に 虫一匹
日除けのところ 邪魔してごめん
くたびれた 私の心を 軽やかに
新しい靴が 魔法をかけた
字は違う靴と鞄は同じ色
会社に向かう忙しい朝
足音であなたを感じひと夜妻靴を磨いて夜明けの別れ
歳上の友のヒールは七センチ完敗しても尚
靴屋めぐり
その場では繕い隠した感情を
靴踏み鳴らし家路につく
庭で遊ぶ孫らは靴を脱ぎ捨てて泥の匂いと
春草入り混じる
靴鳴らすカウント合わせ舞踏しかふたりをつなぐ拍がなかった
雪ふらず長靴いらずプレゼント入れてくれそなサンタもおらず
長靴履き畑仕事でお尻つけ
滑って笑い枯れ草握る
コタツへと絨毯を踏み歩く足 黒靴下の片方に穴
解けだして雪春が来る馴染んだブーツ脱ぎだして靴でスキップ
真新しい靴での外出この日だけガラスの靴履くシンデレラになる