・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
ぷっくりと煮えた花豆を極上の甘露の一滴のように掬う
何故ここで そう言われても 好きだから 回転寿司で クリームパッフエ
青二才若気の至りと頭掻き老いて人生笑ってごまかし
大量に ケーキを食べた その後に 体重計を 思わずしまう
戦争で世界が終わるその前に 恋をしようよ甘美な恋を
生前の祖父の 愛した飲み物はココアと 父に聞く 余寒の夜
なだらかな丘をころがるおむすびを拡大したらマシュマロだった
チョコレート色に澱んだどぶ川が工場地帯の春を流れる
恋をしてバレンタインにチョコレート 渡しそびれて自分で食べて
はちみつと生姜を少し湯に溶かしゆっくり飲めば喉の鎮まる
家族はマシュマロのように甘く柔らかくなし一筋縄ではいかぬ
あどけなき 仔猫の瞳は キトンブルー あまがみの牙 深く刺さりぬ
私きっとバナナは嫌い夏の朝 ヨーグルトかけて蜂蜜かけて
辛い夜はハチミツ入れたハーブティー 飲み干す頃には優しい眠り
切なさを甘いワインで誤魔化して 夢の中では胸に抱かれる
母さんをなだめてくれよ 妹にハーゲンダッツを譲って頼む
定休日あんの香りを漂わせ和菓子屋無休か速歩緩む
長引いた余寒 去りし日 極端な寒暖差に 食むアイスクリーム
あの人が部屋に残したスイカズラ甘い香りと記憶と影と
豆を煎る母の背中の年月に祖母の影見るおはぎの香り
クリームの付いたカリカリキリキリと鳴る蒸着の包み愛しく
手作りのコヒーゼリーほろ苦く隣りに 「うまい」と食む人は無き
もう二度と触れることない唇は ささやく声と甘い口づけ
この季節 うぐいすさくら 蓬もち 菓子舗通いに 胸踊る日々
さつまいも 出汁とはちみつで 揚げ煮して ほんのり甘い 我が家の定番
中1で 砂糖を入れず コーヒーを 背伸びで飲んだ 苦い思い出
酒の当て羊羹薄く舐めながら人目感じる隠れる隅で
引っ越しを祝して 買った コンビニのケーキを 君と 同棲初日
スコーンにジャムとクリームのっけたら紅茶淹れようやすらぎの午後
供えたる 母の手作り ぼたもちを いただきますと 想いと一緒に
チョコレート隣の患者深夜の音箱開け食べて僕にも勧め
人生の最後に何を食べたいか 苺ショートと握り寿司かな
口内で 蜂蜜の味 飴舐めて カラオケに向け 気合いが入る
卵焼き砂糖を入れる入れないと新婚時代の苦き揉めごと
君のこと見ているだけで幸せで甘いリンゴと膨らむ頬と
朝6時バターたっぷりフランスの風が香るよフレンチトースト
ラングドシャクッキー、麦茶午後三時 春の陽気に心は弾む
ぷっくりと煮えた花豆を極上の甘露の一滴のように掬う
何故ここで そう言われても
好きだから 回転寿司で クリームパッフエ
青二才若気の至りと頭掻き老いて人生笑ってごまかし
大量に ケーキを食べた その後に 体重計を 思わずしまう
戦争で世界が終わるその前に 恋をしようよ甘美な恋を
生前の祖父の 愛した飲み物はココアと 父に聞く 余寒の夜
なだらかな丘をころがるおむすびを拡大したらマシュマロだった
チョコレート色に澱んだどぶ川が工場地帯の春を流れる
恋をしてバレンタインにチョコレート 渡しそびれて自分で食べて
はちみつと生姜を少し湯に溶かしゆっくり飲めば喉の鎮まる
家族はマシュマロのように甘く柔らかくなし一筋縄ではいかぬ
あどけなき 仔猫の瞳は キトンブルー
あまがみの牙 深く刺さりぬ
私きっとバナナは嫌い夏の朝
ヨーグルトかけて蜂蜜かけて
辛い夜はハチミツ入れたハーブティー 飲み干す頃には優しい眠り
切なさを甘いワインで誤魔化して 夢の中では胸に抱かれる
母さんをなだめてくれよ 妹にハーゲンダッツを譲って頼む
定休日あんの香りを漂わせ和菓子屋無休か速歩緩む
長引いた余寒 去りし日 極端な寒暖差に 食むアイスクリーム
あの人が部屋に残したスイカズラ甘い香りと記憶と影と
豆を煎る母の背中の年月に祖母の影見るおはぎの香り
クリームの付いたカリカリキリキリと鳴る蒸着の包み愛しく
手作りのコヒーゼリーほろ苦く隣りに
「うまい」と食む人は無き
もう二度と触れることない唇は ささやく声と甘い口づけ
この季節 うぐいすさくら 蓬もち
菓子舗通いに 胸踊る日々
さつまいも 出汁とはちみつで 揚げ煮して
ほんのり甘い 我が家の定番
中1で 砂糖を入れず コーヒーを
背伸びで飲んだ 苦い思い出
酒の当て羊羹薄く舐めながら人目感じる隠れる隅で
引っ越しを祝して 買った コンビニのケーキを 君と 同棲初日
スコーンにジャムとクリームのっけたら紅茶淹れようやすらぎの午後
供えたる 母の手作り ぼたもちを
いただきますと 想いと一緒に
チョコレート隣の患者深夜の音箱開け食べて僕にも勧め
人生の最後に何を食べたいか 苺ショートと握り寿司かな
口内で 蜂蜜の味 飴舐めて
カラオケに向け 気合いが入る
卵焼き砂糖を入れる入れないと新婚時代の苦き揉めごと
君のこと見ているだけで幸せで甘いリンゴと膨らむ頬と
朝6時バターたっぷりフランスの風が香るよフレンチトースト
ラングドシャクッキー、麦茶午後三時 春の陽気に心は弾む