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前を向き なびく前髪 かきあげた その手でつかむ 夢みた世界
手を繋ぎあなたじゃないと気がついた夏の夜道の生ぬるい熱
プチトマト 黄花をさけてわき芽摘む 手に青臭く夏の香ぞする
出迎える猫たちに手や膝嗅がれ ボディチェックをされるが如し
定年の拍手の中を男去る解放感と寂しさ胸に
両手でも抱えきれない夢を持つ少女の背中を押すベルの音
冷たいな手足も顔も唇も人形なんだね君の身体は
君の手が 僕のポッケに 滑り込む ある冬の日の 二人だけの雪
手相見で長生きするはずの母なのに 生命線無い私が追い越し
ゆっくりと手を振る人の面影をかき消してゆく夕暮れの風
待ち合わせ手持ちぶさたに眺む空、真白き雲が君を映し出す
熱(ほて)りぬ手 水道水の心地よき 長く手洗いしたくなる哉(かな)
神社にて手を合わせれば温かく 何かほわっと満たされていく
若き頃湿った手をしてと親に笑われたことも今は思い出
手のひらに横たわる白いメダカたち 生き返らせてと孫の声刺さる
日米で通算三百本塁打めでたい頑張れ大谷選手
今ほしい頭にぽんとのせられた父の大きな手の温もりが
工場の油のしみた父の手は黒く大きくなお温かく
泣いている君の心に手を当てて傷も痛みも癒してあげたい
逆上がり上手に出来た孫娘サンタが誰か気づきも始め
戦死した祖父の遺品の手帳には結婚写真がはさまれており
仏手柑 どんな言葉を尽くしても あなたひとり 救えやしない
前を向き なびく前髪 かきあげた
その手でつかむ 夢みた世界
手を繋ぎあなたじゃないと気がついた夏の夜道の生ぬるい熱
プチトマト 黄花をさけてわき芽摘む
手に青臭く夏の香ぞする
出迎える猫たちに手や膝嗅がれ
ボディチェックをされるが如し
定年の拍手の中を男去る解放感と寂しさ胸に
両手でも抱えきれない夢を持つ少女の背中を押すベルの音
冷たいな手足も顔も唇も人形なんだね君の身体は
君の手が 僕のポッケに 滑り込む ある冬の日の 二人だけの雪
手相見で長生きするはずの母なのに 生命線無い私が追い越し
ゆっくりと手を振る人の面影をかき消してゆく夕暮れの風
待ち合わせ手持ちぶさたに眺む空、真白き雲が君を映し出す
熱(ほて)りぬ手 水道水の心地よき 長く手洗いしたくなる哉(かな)
神社にて手を合わせれば温かく
何かほわっと満たされていく
若き頃湿った手をしてと親に笑われたことも今は思い出
手のひらに横たわる白いメダカたち
生き返らせてと孫の声刺さる
日米で通算三百本塁打めでたい頑張れ大谷選手
今ほしい頭にぽんとのせられた父の大きな手の温もりが
工場の油のしみた父の手は黒く大きくなお温かく
泣いている君の心に手を当てて傷も痛みも癒してあげたい
逆上がり上手に出来た孫娘サンタが誰か気づきも始め
戦死した祖父の遺品の手帳には結婚写真がはさまれており
仏手柑 どんな言葉を尽くしても
あなたひとり 救えやしない