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レンチンの パックの米の ストックが 常食になるとは 思ってなかった
いつだって 失ってから その価値を 改めて知る 米・人・平和
米寿向かえし母長生きして卒寿白寿と祝いたし
我が兄も米を作りて七十年病気もしたが今だ現役
私たちお米を粗末にしてました、だれに懺悔せん日本人
焼き肉やすき焼きステーキ楽しんでも お米のご飯食べたくなるね
備蓄米あることすらも知らずいた使われたこと以前もあるの?
来年は家畜の餌と言わるるも 古米の飯の香りに感謝
いただいた手作りの餡かたわらにお萩めざしてもち米を蒸す
数粒の米に集まれと声かけて今日の力になっていただく
春風にたなびく早苗煌めいて 実りの頃に落ち着くことを
ばあちゃんのしわしわおてて塩むすびむすんでひらいて米騒動
梅生るは炊飯器にてシロップを お米炊くこと忘れ去る日々
おにぎりを食べ終え吾子の口元にキラリと光る米粒ひとつ
図書室へ逃げたわたしをいつだって迎えてくれた新米の司書
父親が毎日握るおむすびは不格好だけど味は抜群
物価高 米以外でも 上がってる 食費が高く 家計がきつい
白米を研ぐ手に触れる冷たさよ 母の温もり今もここに
一日に 二合の米が 一合に 変わる食卓 沁みる黄昏
カピカピの米粒たちを寄せ集めデカ米粒になあれ朝まで
在りし日の 沢登りの休憩に食(は)む 新潟米のおむすびの味
泣きながら 一升米を 背負う孫 大きくなれと 願う夫と
米原へ 各駅停車で 若き日の 車窓に映る 景色追いかけて
あなたから「米」と呼ばれる距離冷えて 僕は「ごはん」と呼ばれたい 湯気
ファミレスに父の叱責飛び交って手つかずのまま乾く米粒
主食たる米を求める民草の長蛇の列の情けなきかな
レンチンの
パックの米の
ストックが
常食になるとは
思ってなかった
いつだって
失ってから
その価値を
改めて知る
米・人・平和
米寿向かえし母長生きして卒寿白寿と祝いたし
我が兄も米を作りて七十年病気もしたが今だ現役
私たちお米を粗末にしてました、だれに懺悔せん日本人
焼き肉やすき焼きステーキ楽しんでも お米のご飯食べたくなるね
備蓄米あることすらも知らずいた使われたこと以前もあるの?
来年は家畜の餌と言わるるも
古米の飯の香りに感謝
いただいた手作りの餡かたわらにお萩めざしてもち米を蒸す
数粒の米に集まれと声かけて今日の力になっていただく
春風にたなびく早苗煌めいて 実りの頃に落ち着くことを
ばあちゃんのしわしわおてて塩むすびむすんでひらいて米騒動
梅生るは炊飯器にてシロップを
お米炊くこと忘れ去る日々
おにぎりを食べ終え吾子の口元にキラリと光る米粒ひとつ
図書室へ逃げたわたしをいつだって迎えてくれた新米の司書
父親が毎日握るおむすびは不格好だけど味は抜群
物価高 米以外でも 上がってる 食費が高く 家計がきつい
白米を研ぐ手に触れる冷たさよ 母の温もり今もここに
一日に 二合の米が 一合に 変わる食卓 沁みる黄昏
カピカピの米粒たちを寄せ集めデカ米粒になあれ朝まで
在りし日の 沢登りの休憩に食(は)む 新潟米のおむすびの味
泣きながら 一升米を 背負う孫
大きくなれと 願う夫と
米原へ 各駅停車で 若き日の 車窓に映る 景色追いかけて
あなたから「米」と呼ばれる距離冷えて
僕は「ごはん」と呼ばれたい 湯気
ファミレスに父の叱責飛び交って手つかずのまま乾く米粒
主食たる米を求める民草の長蛇の列の情けなきかな