・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
色褪せた白詰草に問うてみる まだ間に合うか、今雨降れば
紋白蝶 青空の下 羽ばたいて 白く可憐な 姿に微笑む
夏服へ 衣替えした 制服の 白さ眩しく 爽やかに映え
真っ白き言葉集めて半夏生 緑に紛れて君に告白
うめることできぬ空白この先も君なき世界なにも虚しい
白黒の写真を挟んだ本棚の『走れメロス』は眠ったままで
父の畑を荒らす害獣の正体は烏か狸か白鼻芯か
目の前に青いトンボが近寄りて 離れぬ吾の白いブラウスに
真っ白な紙に想いの綴られて心動かす文の生まれて
白い波行き来するのを一人見る砂時計のごと時刻みゆく
白猫の尻尾にじゃれて我が息子 遊ぶつもりが遊ばれている
見上げれば白の厚みを増した雲夏を引き連れゆったり動く
なんとなく白とは言えぬ雰囲気でワインボトルを盾とする夜
とおい夏 フィルムに映った横顔の とがった影が白へかえる
海風に 背中膨らむ 白シャツが パタパタ騒ぎ 夏はもうすぐ
怒られてうちの白熊(聞いてます?)素知らぬ顔で小脇抱えて
野良だった犬をきれいにシャンプーす 元の毛並みの白鮮やかに
母も着た白いドレスをわれも着て今歩き出すバージンロード
色褪せた白詰草に問うてみる
まだ間に合うか、今雨降れば
紋白蝶 青空の下 羽ばたいて
白く可憐な 姿に微笑む
夏服へ 衣替えした 制服の
白さ眩しく 爽やかに映え
真っ白き言葉集めて半夏生
緑に紛れて君に告白
うめることできぬ空白この先も君なき世界なにも虚しい
白黒の写真を挟んだ本棚の『走れメロス』は眠ったままで
父の畑を荒らす害獣の正体は烏か狸か白鼻芯か
目の前に青いトンボが近寄りて
離れぬ吾の白いブラウスに
真っ白な紙に想いの綴られて心動かす文の生まれて
白い波行き来するのを一人見る砂時計のごと時刻みゆく
白猫の尻尾にじゃれて我が息子 遊ぶつもりが遊ばれている
見上げれば白の厚みを増した雲夏を引き連れゆったり動く
なんとなく白とは言えぬ雰囲気でワインボトルを盾とする夜
とおい夏 フィルムに映った横顔の
とがった影が白へかえる
海風に 背中膨らむ 白シャツが
パタパタ騒ぎ 夏はもうすぐ
怒られてうちの白熊(聞いてます?)素知らぬ顔で小脇抱えて
野良だった犬をきれいにシャンプーす
元の毛並みの白鮮やかに
母も着た白いドレスをわれも着て今歩き出すバージンロード