・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
救急車 遠くからくる 警報音 ひとり孤独と 戦いけりな
春うらら 桜満開 わが園は 捻挫で歩く 杖の一歩二歩
三日前 五度目の捻挫 してしまう それでもはまる リハビリ体操
目に涙 青き恋をば 思い出す 春の雨は そろそろ止むらん
アトピーの 顔に軟膏塗る夜は ひとり涙と なりにけるかも
春の雨 青いペンで 絵をかいて かなしみあらわ 今日も病気
春の午後 自転車飛ばし山のぼり 小屋の窓から 柔らかな指令
人の世の厄を乗せたる雛舟をそれとも知らず稚魚の追いくる
月立ちて 真暗に吠ゆる 月ならば 獨りに想ふ 夜は更ゆく
日だまりで小さな声でつぶやくムク もうすぐ春と耳温めて
スーパーの売り場に並ぶ春の味 苦み失くしていつぞの旬か
前髪をぱつんと切れば鏡台にひょいと顔出す五歳のわたし
一本の線を越えればもう戻れぬそのことだけを知って歩いた
山極に 出でる光を 見てみると 我ら人こそ いと小さけり
風のない 夜の深さを かき混ぜて 手のひらに舞う 銀の星屑
わたくしのかみさまきらい きらきらい ずっと遠くでひかっていてね
帰り来て凍てつく部屋の風の音コートも脱がずじっと聴いてる
寝室に洗濯物を干すことで湿度を担保 そこが好きだよ
贈られた言葉がすべて挿してある透明な瓶があればいいのに
背を向けて話がゆっくり途切れてく それぞれ違う明日を見ている
静止画のあなたは胸で泣いていた 微笑みながら誰かのために
月1で 食事するのが 嬉しくて いつ会えるかと 子にラインする
風呂の湯もすぐ冷めるから今すぐに今その声で好きと言ってよ
窓のない部屋で微かに風のおと 胸の鼓動もまぎれて哭いて
作物が 雨が降らずに 大変だ 雨が降るのを 心待ちする
戦争がいつまで続く やめてくれ 聞いてられない 見ていられない
引きだしの奥に失くしたはずの鍵 見つけた夜に時がはじまる
土砂降りの日もあるでも雨はいつかきっと上がる不完全な我
疲れはて扉あければ静寂にゆれるオレンジ裸電球
露天風呂浸かりつ仰ぐ ふたご座のポルックスの傍に 十三夜
こんなにも寒い日だけど君がいるたったそれだけ暖かくなる
この冬はツグミ来たね!と微笑んで 年始の挨拶鳥見仲間と
本便に乗り遅る ホームにひとり 缶しるこ購(あがな)ひ 待つ次発
晩年の祖母の過ごした施設にも 今頃咲くか 睦月の蝋梅(ロウバイ)
厳寒や 冴ゆる朝空 干したての衣類より立つ湯気 ゆらゆらと
米上がる 全く 下がる気配なし どうしたことか 日本の米よ
物価高 どこまで上がる これからも 政治の力 信用できず
白鳥は空の青には染まらぬも夕焼け色に染まり羽ばたく
指先でなぞるハートのラテアート恋は泡沫(うたかた)淡く消えゆく
春遠き睦月が終はり明日から如月となり立春近し
白うさぎ自由求めて脱走し腹ペコ耐へかね舞い戻りし
海の向こう茜が燃えて日が昇る 明度と希望のグラデイション
スマホはね 難しくって 大変だ 頭抱えて 脳疲労する
さみどりのストールはずし梅の香 春をもらいて永く生きたし
匂い立つ追熟のキウイ供えれば すぐ応えせし義母は明るき
スライムのような俺でもいつの日かメタルスライムになる夢をみる
ハイウエイを戦車で逆走するようなひとりの狂気に世界はひれ伏す
ドリカムの歌のようにはいかなくて未来予想図十七版目
睦月晦やはり風負けぬよう 次に繋がる歩幅広げて
ひとり乗せ冬の木馬の回りだす戻れぬ場所へ連れゆくように
救急車 遠くからくる 警報音 ひとり孤独と 戦いけりな
春うらら
桜満開
わが園は
捻挫で歩く
杖の一歩二歩
三日前 五度目の捻挫 してしまう それでもはまる リハビリ体操
目に涙 青き恋をば 思い出す 春の雨は そろそろ止むらん
アトピーの 顔に軟膏塗る夜は ひとり涙と なりにけるかも
春の雨 青いペンで 絵をかいて かなしみあらわ 今日も病気
春の午後 自転車飛ばし山のぼり 小屋の窓から 柔らかな指令
人の世の厄を乗せたる雛舟をそれとも知らず稚魚の追いくる
月立ちて
真暗に吠ゆる
月ならば
獨りに想ふ
夜は更ゆく
日だまりで小さな声でつぶやくムク もうすぐ春と耳温めて
スーパーの売り場に並ぶ春の味
苦み失くしていつぞの旬か
前髪をぱつんと切れば鏡台にひょいと顔出す五歳のわたし
一本の線を越えればもう戻れぬそのことだけを知って歩いた
山極に 出でる光を 見てみると 我ら人こそ いと小さけり
風のない 夜の深さを かき混ぜて 手のひらに舞う 銀の星屑
わたくしのかみさまきらい きらきらい ずっと遠くでひかっていてね
帰り来て凍てつく部屋の風の音コートも脱がずじっと聴いてる
寝室に洗濯物を干すことで湿度を担保 そこが好きだよ
贈られた言葉がすべて挿してある透明な瓶があればいいのに
背を向けて話がゆっくり途切れてく
それぞれ違う明日を見ている
静止画のあなたは胸で泣いていた 微笑みながら誰かのために
月1で 食事するのが 嬉しくて いつ会えるかと 子にラインする
風呂の湯もすぐ冷めるから今すぐに今その声で好きと言ってよ
窓のない部屋で微かに風のおと 胸の鼓動もまぎれて哭いて
作物が 雨が降らずに 大変だ 雨が降るのを 心待ちする
戦争がいつまで続く やめてくれ 聞いてられない 見ていられない
引きだしの奥に失くしたはずの鍵 見つけた夜に時がはじまる
土砂降りの日もあるでも雨はいつかきっと上がる不完全な我
疲れはて扉あければ静寂にゆれるオレンジ裸電球
露天風呂浸かりつ仰ぐ ふたご座のポルックスの傍に 十三夜
こんなにも寒い日だけど君がいるたったそれだけ暖かくなる
この冬はツグミ来たね!と微笑んで 年始の挨拶鳥見仲間と
本便に乗り遅る ホームにひとり 缶しるこ購(あがな)ひ 待つ次発
晩年の祖母の過ごした施設にも 今頃咲くか 睦月の蝋梅(ロウバイ)
厳寒や 冴ゆる朝空 干したての衣類より立つ湯気 ゆらゆらと
米上がる 全く 下がる気配なし どうしたことか 日本の米よ
物価高 どこまで上がる これからも 政治の力 信用できず
白鳥は空の青には染まらぬも夕焼け色に染まり羽ばたく
指先でなぞるハートのラテアート恋は泡沫(うたかた)淡く消えゆく
春遠き睦月が終はり明日から如月となり立春近し
白うさぎ自由求めて脱走し腹ペコ耐へかね舞い戻りし
海の向こう茜が燃えて日が昇る 明度と希望のグラデイション
スマホはね 難しくって 大変だ 頭抱えて 脳疲労する
さみどりのストールはずし梅の香
春をもらいて永く生きたし
匂い立つ追熟のキウイ供えれば
すぐ応えせし義母は明るき
スライムのような俺でもいつの日かメタルスライムになる夢をみる
ハイウエイを戦車で逆走するようなひとりの狂気に世界はひれ伏す
ドリカムの歌のようにはいかなくて未来予想図十七版目
睦月晦やはり風負けぬよう
次に繋がる歩幅広げて
ひとり乗せ冬の木馬の回りだす戻れぬ場所へ連れゆくように