線香花火が尽きるように施設の媼の命が尽きるとき
題『線』 にて
波の狭間を漂う舟の様に哀しみは行ったり来たりする
題『自由詠』 にて
幾つになっても好奇心と探求心尽きること無し
題『探』 にて
映画「肉体の門」を観て初めて知ったパンパンという娼婦
題『パン』 にて
高校受験合格したよと喜びの声我もまた嬉し
題『高』 にて
ノマドや旅鴉に憧れても我は峡を出ず留まったまま
題『旅』 にて
名松(めいショウ)線の一両電車麗らかな春を運んで来る
題『名』 にて
ドローンによる無差別攻撃この青い空は誰のものでもない
題『青』 にて
母の裁縫箱我が使いし母と同じ様に裁縫する
題『箱』 にて
履かなくなったパンプスやサンダルを思い出と共に処分する
題『靴』 にて
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