・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
父母の思いはそれぞれ異なるも息子の将来願うはひとつ
朝日山から昇り夕日海へ沈むと語る海辺育ちの祖母
手のひらにパウダースノー集めては振り散らす君この胸にまだ
朝方の湖畔に浮かぶ我1人赤富士映したる夏の水
遠方の風は園児のやうに哭き唯一滴の春の水飲む
春桜花色褪せる時なれど風やはらかに にほひ抱かれリ
句誌の来て昭和の香りにむせかえる豆撒くように言葉投げ捨て
草を践んで雪は白毛しらじらし朱き瞳の奥に降りつむ
啼く聲の谺は谿に沈みけり垂水は春になりにけるかも
あの言葉忘れても良い大丈夫 ゆっくりお茶して景色を楽しむ
都幾川に落ちる太陽の際滲み両手で包みたくなる夕暮れ
雛飾る旧正月や古民家の暦をめくる歳時記辿る
見つけたい 残したいけど 難しい かけがえのない 地域の文化
誕生日だからと祖母は夕飯の魚に小さな旗をにこにこ
苜蓿(モクシュク)の 四つ葉を見た瞬間こそ 幸せな気持ちなる 惜春(せきしゅん)
苜蓿(モクシュク)とは、シロツメクサの別名だそうです(^^)
ただいまは おかえりのまえにいうことか いってらっしゃい あとにいうこと
この業はあなたがくれた私のさだめ 子に渡さぬよう業火で燃やす
ゆめの中むかし話しで声響き 笑顔で飲んだ懐かしい街
争いはやめたいけれど手に取った武器をなげうつすべを知らない
「先週は115km歩いた」で 見たことのない眉の形に
甘たるくふわふわ焼けた卵焼き焦げ目つけたり苦味欲しくて
一筋の光をくれた小春日和よ あの一日で生きてゆける
春の陽がそそぐテラスにまどろんで 恋の予感とアフタヌーンティー
あの人の飲んでるお酒が好きでした見ている景色が違っていただけ
いつの間に 緑花椰菜 軸のみに ひよどりだけが 収穫楽しみ
君くれたおにぎりの具は塩昆布 このしょっぱさはどこから来るか
客席にひらひら落ちた紙吹雪 夢のかけらをもらって帰る
牛乳が薄い膜で隠してた チャイのスパイス香りの棘
熱のない冬の日差し透明に 白く照らす午後の窓を
君にしか見えないものを伝えたい聞こえないもの限りないものを
冷たいカフェラテ抱え おじさんのおせっかい言葉とともに一口飲み込む
夢の中 異性の友と 口吻(こうふん)す 再会後に 恋と確信し
白梅は 見頃を迎え 立春の 露天風呂に浸かりつつ花見
冬ざれに 桜の香る紅茶飲み 春を愉しむフライングして
先輩のランチの激白 離婚かも 残したルッコラも気まずそうに
殺しあい憎しみあえば巡りゆく因果の風バタフライエフェクト
たこ焼きの蛸の代わりに竹輪入れ気づかれぬまま宴(うたげ)は終わる
ベルが鳴る もう少しだけと 君が言う 繋いだ手と手 ホームの影で
何気ないいつもの変わらぬ日常を大切にして生きてゆきたい
ひな祭り宴のメニューをあれこれと 悩むも楽し早春薫る
嘘の仮面はとっくに捨てたよ 醜い自分が嫌だったから
それぞれの夫の愚痴はえんえんと我だけ 無口なランチ会なり
歌会や 心躍らせ 和歌を詠む 三十一文字に 想いを込めて
口いっぱいに菓子を頬張る吾子の顔 幸せいっぱい笑顔あふれる
誰もいない荒野に咲いた一輪の花が全長90メートル
大量のビデオテープを処分する想い出いっぱい心におさめ
悲しい顔して言うけれど運命の糸を切ったのは貴方でしょう?
ときを待つ沈丁花のつぶ集まりてあかむさらきを膨らませおり
年賀状 届かなかった あの人に 寒中見舞い 元気でいてと
手が震え小銭落としたお爺さん 仏心持つ方かがめて拾う
父母の思いはそれぞれ異なるも息子の将来願うはひとつ
朝日山から昇り夕日海へ沈むと語る海辺育ちの祖母
手のひらにパウダースノー集めては振り散らす君この胸にまだ
朝方の湖畔に浮かぶ我1人赤富士映したる夏の水
遠方の風は園児のやうに哭き唯一滴の春の水飲む
春桜花色褪せる時なれど風やはらかに にほひ抱かれリ
句誌の来て昭和の香りにむせかえる豆撒くように言葉投げ捨て
草を践んで雪は白毛しらじらし朱き瞳の奥に降りつむ
啼く聲の谺は谿に沈みけり垂水は春になりにけるかも
あの言葉忘れても良い大丈夫
ゆっくりお茶して景色を楽しむ
都幾川に落ちる太陽の際滲み両手で包みたくなる夕暮れ
雛飾る旧正月や古民家の暦をめくる歳時記辿る
見つけたい 残したいけど 難しい かけがえのない 地域の文化
誕生日だからと祖母は夕飯の魚に小さな旗をにこにこ
苜蓿(モクシュク)の 四つ葉を見た瞬間こそ 幸せな気持ちなる 惜春(せきしゅん)
苜蓿(モクシュク)とは、シロツメクサの別名だそうです(^^)
ただいまは
おかえりのまえにいうことか
いってらっしゃい
あとにいうこと
この業はあなたがくれた私のさだめ 子に渡さぬよう業火で燃やす
ゆめの中むかし話しで声響き
笑顔で飲んだ懐かしい街
争いはやめたいけれど手に取った武器をなげうつすべを知らない
「先週は115km歩いた」で
見たことのない眉の形に
甘たるくふわふわ焼けた卵焼き焦げ目つけたり苦味欲しくて
一筋の光をくれた小春日和よ あの一日で生きてゆける
春の陽がそそぐテラスにまどろんで
恋の予感とアフタヌーンティー
あの人の飲んでるお酒が好きでした見ている景色が違っていただけ
いつの間に 緑花椰菜 軸のみに
ひよどりだけが 収穫楽しみ
君くれたおにぎりの具は塩昆布
このしょっぱさはどこから来るか
客席にひらひら落ちた紙吹雪 夢のかけらをもらって帰る
牛乳が薄い膜で隠してた
チャイのスパイス香りの棘
熱のない冬の日差し透明に
白く照らす午後の窓を
君にしか見えないものを伝えたい聞こえないもの限りないものを
冷たいカフェラテ抱え おじさんのおせっかい言葉とともに一口飲み込む
夢の中 異性の友と 口吻(こうふん)す 再会後に 恋と確信し
白梅は 見頃を迎え 立春の 露天風呂に浸かりつつ花見
冬ざれに 桜の香る紅茶飲み 春を愉しむフライングして
先輩のランチの激白 離婚かも
残したルッコラも気まずそうに
殺しあい憎しみあえば巡りゆく因果の風バタフライエフェクト
たこ焼きの蛸の代わりに竹輪入れ気づかれぬまま宴(うたげ)は終わる
ベルが鳴る もう少しだけと 君が言う 繋いだ手と手 ホームの影で
何気ないいつもの変わらぬ日常を大切にして生きてゆきたい
ひな祭り宴のメニューをあれこれと 悩むも楽し早春薫る
嘘の仮面はとっくに捨てたよ 醜い自分が嫌だったから
それぞれの夫の愚痴はえんえんと我だけ
無口なランチ会なり
歌会や 心躍らせ 和歌を詠む
三十一文字に 想いを込めて
口いっぱいに菓子を頬張る吾子の顔
幸せいっぱい笑顔あふれる
誰もいない荒野に咲いた一輪の花が全長90メートル
大量のビデオテープを処分する想い出いっぱい心におさめ
悲しい顔して言うけれど運命の糸を切ったのは貴方でしょう?
ときを待つ沈丁花のつぶ集まりてあかむさらきを膨らませおり
年賀状 届かなかった あの人に
寒中見舞い 元気でいてと
手が震え小銭落としたお爺さん
仏心持つ方かがめて拾う