・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
帰らざる日々と知りつつ思い出す逝きたる兄と過ごした月日
夫帰るころまでにしておけばいい ひとりの時間を怠惰に過ごす
ほら見たか帰った途端に怒鳴られるそんな夢見て乗り過ごす終電
帰り道膝は天へと旅立った僕を地獄に置き去りにして
異郷に眠る帰らぬ遺骨戦の愚かさ人の愚かさよ
もう帰る実家もなくてふるさとはひとり都会で思い出すだけ
帰ろうとすれば新し話題でて楽し仲間のお開きはるか
料理してあなたの帰り待たなくちゃ でも今は暗いままのこの部屋
帰り道 道くさを食う 夕暮れに 時間過ぎても 知らぬ顔して
好天のバラ園巡り帰り道氷あずきで鼻をリセット
帰る場所知らず行く一寸法師みたいに乗ろうか欠け茶碗でも
前にいた 場所の光景 見たときに 帰りたくなる 記憶とともに
塾帰り 迎えの母にほっとする少女が降りた暗いバス停
帰ろうか歩いてじゃなく走ってじゃなくちょうどよく競歩くらいで
街灯に照らし出されたわが影が家までついて来る帰り道
鳥帰る 今年はツグミ少ないね 無事を祈って見送るbirdar
帰ろかな挫けかけてた東京で母が忍ばす金、五千円
帰省の夜 夕餉(ゆうげ)の前の つかる風呂 そろり 網戸を這う守宮(やもり)かな
子を連れて帰る娘の後ろから 迷いが渦巻き押し寄せる如く
保育所の帰りに吾子が口ずさむ習ったばかりの歌を聴きおり
作業所の帰りの電車ひたすらにスマホのニュースチェックしてをり
ゆっくりと土へと帰る花びらはまた新しい草花を生む
駅前の肉屋でコロッケ買い帰るそんなささいなことが幸せ
帰らざる日々と知りつつ思い出す逝きたる兄と過ごした月日
夫帰るころまでにしておけばいい ひとりの時間を怠惰に過ごす
ほら見たか帰った途端に怒鳴られるそんな夢見て乗り過ごす終電
帰り道膝は天へと旅立った僕を地獄に置き去りにして
異郷に眠る帰らぬ遺骨戦の愚かさ人の愚かさよ
もう帰る実家もなくてふるさとはひとり都会で思い出すだけ
帰ろうとすれば新し話題でて楽し仲間のお開きはるか
料理してあなたの帰り待たなくちゃ でも今は暗いままのこの部屋
帰り道 道くさを食う 夕暮れに
時間過ぎても 知らぬ顔して
好天のバラ園巡り帰り道氷あずきで鼻をリセット
帰る場所知らず行く一寸法師みたいに乗ろうか欠け茶碗でも
前にいた 場所の光景 見たときに 帰りたくなる 記憶とともに
塾帰り 迎えの母にほっとする少女が降りた暗いバス停
帰ろうか歩いてじゃなく走ってじゃなくちょうどよく競歩くらいで
街灯に照らし出されたわが影が家までついて来る帰り道
鳥帰る 今年はツグミ少ないね
無事を祈って見送るbirdar
帰ろかな挫けかけてた東京で母が忍ばす金、五千円
帰省の夜 夕餉(ゆうげ)の前の つかる風呂 そろり 網戸を這う守宮(やもり)かな
子を連れて帰る娘の後ろから
迷いが渦巻き押し寄せる如く
保育所の帰りに吾子が口ずさむ習ったばかりの歌を聴きおり
作業所の帰りの電車ひたすらにスマホのニュースチェックしてをり
ゆっくりと土へと帰る花びらはまた新しい草花を生む
駅前の肉屋でコロッケ買い帰るそんなささいなことが幸せ