・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
君のせい続けてしまう砂時計ひっくり返してピラミッド
思い出を語りたいのに時を経て 記憶の砂粒サラサラこぼれ
砂袋の重さを感じる金曜も頑張っている改札出るにも
玉砂利を踏みつつゆけば凛として 杉の香深く神さびて立つ
デッサンのモティーフ 透明に浮く砂にお前を見出してるよ
足元をするするぬける砂だけがまだ生きているまだ生きられる
砂浜に家族で行った幼少期 大人になると行くことはない
胃の底の砂の粒度をたしかめるために風雨のなかを歩けり
今どきの便利でオシャレ文房具修正液は昔砂消し
公園の砂場に埋まる人形の誰か見つけてと泣く声を聞く
砂を噛むように飯食い早々に寝床にもぐり込み寝てしまう
遊び疲れ砂に転がる僕の手を切り開くように蟻が通った
鉄分が足りないからってしみじみと臼歯ですり潰されてく砂肝
砂浜に埋めた言葉はあの夏の君の優しさ罪のない嘘
砂鉄かと見紛うほどに腹黒く人の不幸に世間は集う
重なりし 影踏み歩く 手を握り 孫の足跡 砂にほどけて
懸命に築いた城は砂だった 世間の波が寄せて消しゆく
玄関にかき乱された猫の砂 可愛いニヤーで許してしまう
ブランコを飛んで砂場に着地する距離を競いし少年の日よ
砂に書いた我と君の名波が消すそんな日もあったねと笑う
砂の城 わずかな風にきしむ音 途切れた会話 白くかすれて
砂上の楼閣を真理と呼ぶ君 風の来る日を語らないまま
流砂へと沈んでいくのを見ながら 手を差し出さず正論を言う
砂浜に「ズッ友」なんて書いている 消える前提だから書ける字
砂の丘崩れはじめて正午なり昨日の影を砂の白さに
「すごいな」と僕の成績羨慕(ぜんぼ)した 砂だらけの顔が眩しい
迷いなく砂浜駆けし同僚と嫁ぐ日近き 記憶のなかで
愛犬の肉球の跡見たくって波打ち際に投げるフリスビー
砂浜で夏の音だけ聴けたなら 全て忘れた顔をしたまま
尾崎放哉の「何も忘れた気で夏帽をかぶつて」と「友の夏帽が新しい海へ行かうか」がベースです
砂漠から黄砂を運ぶ偏西風 平和の知らせ早く届けて
春霖かちょっと頬にも雫あり 足を伸ばして砂蒸しにでも
砂浜に寄せては返す波の音地球が呼吸をしている如し
落ち切れば時間は終わる砂時計返せば始まる新たな時間
海越えて春が来るたび来る黄砂 その図太さを私にくれよ
砂埃 溜まりし部屋の黴の臭ひ母座せし椅子 五年の月日
砂肝をビールで流す姐さんの前世は貉(むじな)はたまた海驢(あしか)
砂浜の貝を拾ったあの頃と今の僕とが重ならずいる
戦さ止み砂原に咲くチューリップ イランの人の浅き眠りか
手付かずのコーヒー二つ前にして「砂糖はいくつ」もう一度問ふ
快速は南砂町過ぎて行き 疲れを乗せて都心へ急ぐ
「疲れを乗せて」が決まっていますね。会社帰りなら、都心とは逆方向かもしれません。
コメントありがとうございます。 実はこの短歌は朝の通勤ラッシュ時に詠んだものなんです。まだ朝なのにただスマホを眺めるばかりで虚ろで疲れた会社員が都心へ働きに行く様子です。みんな目があまりに暗くて。
そうか、一日働いて疲れたんじゃなくて、朝から疲れてるんですね。納得です。
砂遊び楽しんでゐた幼き日山を作つて棒倒しして
懐かしいです。今の子は、こういう遊びをするのでしょうか。
確証はありませんが多分代々受け継がれてると思います。いきなりごっそりと砂を持っていく子がいましたね。本当に懐かしいです。
君のせい続けてしまう砂時計ひっくり返してピラミッド
思い出を語りたいのに時を経て
記憶の砂粒サラサラこぼれ
砂袋の重さを感じる金曜も頑張っている改札出るにも
玉砂利を踏みつつゆけば凛として
杉の香深く神さびて立つ
デッサンのモティーフ
透明に浮く砂にお前を見出してるよ
足元をするするぬける砂だけがまだ生きているまだ生きられる
砂浜に家族で行った幼少期 大人になると行くことはない
胃の底の砂の粒度をたしかめるために風雨のなかを歩けり
今どきの便利でオシャレ文房具修正液は昔砂消し
公園の砂場に埋まる人形の誰か見つけてと泣く声を聞く
砂を噛むように飯食い早々に寝床にもぐり込み寝てしまう
遊び疲れ砂に転がる僕の手を切り開くように蟻が通った
鉄分が足りないからってしみじみと臼歯ですり潰されてく砂肝
砂浜に埋めた言葉はあの夏の君の優しさ罪のない嘘
砂鉄かと見紛うほどに腹黒く人の不幸に世間は集う
重なりし 影踏み歩く 手を握り
孫の足跡 砂にほどけて
懸命に築いた城は砂だった
世間の波が寄せて消しゆく
玄関にかき乱された猫の砂
可愛いニヤーで許してしまう
ブランコを飛んで砂場に着地する距離を競いし少年の日よ
砂に書いた我と君の名波が消すそんな日もあったねと笑う
砂の城 わずかな風にきしむ音 途切れた会話
白くかすれて
砂上の楼閣を真理と呼ぶ君
風の来る日を語らないまま
流砂へと沈んでいくのを見ながら
手を差し出さず正論を言う
砂浜に「ズッ友」なんて書いている
消える前提だから書ける字
砂の丘崩れはじめて正午なり昨日の影を砂の白さに
「すごいな」と僕の成績羨慕(ぜんぼ)した 砂だらけの顔が眩しい
迷いなく砂浜駆けし同僚と嫁ぐ日近き
記憶のなかで
愛犬の肉球の跡見たくって波打ち際に投げるフリスビー
砂浜で夏の音だけ聴けたなら 全て忘れた顔をしたまま
尾崎放哉の「何も忘れた気で夏帽をかぶつて」と「友の夏帽が新しい海へ行かうか」がベースです
砂漠から黄砂を運ぶ偏西風 平和の知らせ早く届けて
春霖かちょっと頬にも雫あり
足を伸ばして砂蒸しにでも
砂浜に寄せては返す波の音地球が呼吸をしている如し
落ち切れば時間は終わる砂時計返せば始まる新たな時間
海越えて春が来るたび来る黄砂 その図太さを私にくれよ
砂埃 溜まりし部屋の黴の臭ひ母座せし椅子 五年の月日
砂肝をビールで流す姐さんの前世は貉(むじな)はたまた海驢(あしか)
砂浜の貝を拾ったあの頃と今の僕とが重ならずいる
戦さ止み砂原に咲くチューリップ イランの人の浅き眠りか
手付かずのコーヒー二つ前にして「砂糖はいくつ」もう一度問ふ
快速は南砂町過ぎて行き 疲れを乗せて都心へ急ぐ
「疲れを乗せて」が決まっていますね。会社帰りなら、都心とは逆方向かもしれません。
コメントありがとうございます。
実はこの短歌は朝の通勤ラッシュ時に詠んだものなんです。まだ朝なのにただスマホを眺めるばかりで虚ろで疲れた会社員が都心へ働きに行く様子です。みんな目があまりに暗くて。
そうか、一日働いて疲れたんじゃなくて、朝から疲れてるんですね。納得です。
砂遊び楽しんでゐた幼き日山を作つて棒倒しして
懐かしいです。今の子は、こういう遊びをするのでしょうか。
確証はありませんが多分代々受け継がれてると思います。いきなりごっそりと砂を持っていく子がいましたね。本当に懐かしいです。