・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
何一つ確かめられぬまま最終列車の窓から捨てた花束
ドア開けて異空間の広がるに その白きことその高きこと
迷信はどれも信じてないけれどくしゃみ止まらず顔を浮かべる
さりげなく艶はあとから秋の恋やがてはままよもみじ葉の恋
衣更え心も変えて秋の恋昨日の人は明日知らぬ過去
息を吸い 街見下ろして 息を吐く 実らぬ恋に 涙あふれて
昼下がり一人静かに揺蕩って 消えてしまうの うたたねの海
阿呆らしき わが歌読んで 渋面の 阪井久良伎が はよ来いと呼ぶ
手ぶらでは 行けぬだろうや 川むこう
久良伎好みの 一枝の薔薇
薔薇一枝 剣咲にして 色を問う
煮詰まって凶器となった胸のなかたぶん始めは愛という名の
題詠の 中毒歌人は 自由詠に 自由の題の 歌を詠んでる(笑)
自由とは案外不自由なものかもと成人したての悩み懐かし(笑)
謹厳に カント講じる 先生も 糞垂れ流す 臨終のとき
謹厳も軟派も何もあるまいさそこに残るはただの空蝉
ただの屍
ほかされて恋を流しに秋の海しばらくいいボッチも悪くない
赤や黄に樹々を彩る悪戯に木漏れ日嬉し心酔わせて
カフェモカと検索窓と言い訳とトレーに乗って夜へ傾く
水鳥らも強きものにぞ打たれたし荒磯の烈風に向かい飛び浮かび飛ぶ
寂しいと いえるうちは まだましと 満ち欠ける月 君はつれない
手をひろげ 空を泳いで 海を飛び 風をまといて あなたのもとへ
いつもいいところですぐに赤くなる照れ屋な空は今日も遠くに
ほとんどは最初で最後のものだから 今この景色に名前をつけよう
家族さえ知らぬ我が身の悲しさを秋明菊の白に託して
何やら訳ありの歌ですね。次作では悲しみの具体を。 蒼空に舞う雨粒の歌も惹かれました。
ありがとうございます。この前の歌はその日の午前の仕事中に見た狐の嫁入りの空が余りに綺麗で詠んだ歌です。今回の歌については 理不尽な言葉や態度に晒されて続ける仕事の意味問いかねて 家族には打ち明けられぬ事もある身の内の傷視えぬ傷跡 こんな気持ちで詠んだ歌です。
半分の三角チョコパイくらいの日 記憶じゃなくて思い出にして
セブンティーン過ぎて十年駅に立つ選んだアイスはあの日と同じ
イヤホンをつければいつも主人公スクールゾーンはランウェイだった
尾を揺らす犬のようにはなれぬけど嬉しい時は背筋がゆれる
木犀の香に心愉しませ窓の外には知らず秋澄む
エネルギー保存が真というならば 君に渡した 熱の行方は
ご先祖が腰曲がるほど耕した今は無人の古里の畑
侘びしくも手向けと選ぶ竜胆は涙代わりに口を閉ざして
二億年経って化石で見つかってその時僕らまだ一緒かな
雨うたう23時に降り止みます それまでラボで実験しろと
おやつには固めプリンを取り出してひと匙ひと匙ゆっくりと
今日のこと君が笑ってくれたこと 今日はそれしか覚えていない
若き日を大スクリーンに見て 凄いこと伏せる睫毛にアクション
洗面所トイレ行くのも時間差で二人暮らしの平和を保つ
銀行のセキュリティをAIが突破する日よ 世界崩落
公園に今日は歓声飛び交って ヒヨドリたちが再会祝し
洗いたてのシャツの匂いを抱きしめて 誰のものでもない朝を着る
人生を変えるつもりで切った髪 誰も気づかず風だけが知る
行き帰り満員電車で息を止める 途中下車が決別の証
音だけの花火を聞いて眠る子の花火のような横顔を見る
茫々と記憶のなかに佇つ息子よコスモスの美にひと言欲しきに
新米のお礼はあれど「おいしい」の声待ちながら更くる秋の夜
言の葉は空気に触れて過去となる 対処こそすれ思い悩むな
何者にもなれないままで愛おしい今日を生きつつ林檎をかじる
すれ違う人の背中にもそれぞれの今日までの夜が沁みついている
少しだけ君が笑って見えたから冗談ばかり続けてしまう
ほらあなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるとは限らない
陽光の弱りてほっとする間なく寂しさ寄せくる秋の夕暮れ
僕が今天動説を唱えてもきっと誰も信じないだろう
虫の音も恋に疲れて夢ん中秋の日暮れや人影を喰う
何一つ確かめられぬまま最終列車の窓から捨てた花束
ドア開けて異空間の広がるに
その白きことその高きこと
迷信はどれも信じてないけれどくしゃみ止まらず顔を浮かべる
さりげなく艶はあとから秋の恋やがてはままよもみじ葉の恋
衣更え心も変えて秋の恋昨日の人は明日知らぬ過去
息を吸い 街見下ろして 息を吐く 実らぬ恋に 涙あふれて
昼下がり一人静かに揺蕩って
消えてしまうの うたたねの海
阿呆らしき わが歌読んで 渋面の 阪井久良伎が はよ来いと呼ぶ
手ぶらでは 行けぬだろうや 川むこう
久良伎好みの 一枝の薔薇
薔薇一枝 剣咲にして 色を問う
煮詰まって凶器となった胸のなかたぶん始めは愛という名の
題詠の 中毒歌人は 自由詠に 自由の題の 歌を詠んでる(笑)
自由とは案外不自由なものかもと成人したての悩み懐かし(笑)
謹厳に カント講じる 先生も 糞垂れ流す 臨終のとき
謹厳も軟派も何もあるまいさそこに残るはただの空蝉
ただの屍
ほかされて恋を流しに秋の海しばらくいいボッチも悪くない
赤や黄に樹々を彩る悪戯に木漏れ日嬉し心酔わせて
カフェモカと検索窓と言い訳とトレーに乗って夜へ傾く
水鳥らも強きものにぞ打たれたし荒磯の烈風に向かい飛び浮かび飛ぶ
寂しいと いえるうちは まだましと 満ち欠ける月 君はつれない
手をひろげ 空を泳いで 海を飛び 風をまといて あなたのもとへ
いつもいいところですぐに赤くなる照れ屋な空は今日も遠くに
ほとんどは最初で最後のものだから
今この景色に名前をつけよう
家族さえ知らぬ我が身の悲しさを秋明菊の白に託して
何やら訳ありの歌ですね。次作では悲しみの具体を。
蒼空に舞う雨粒の歌も惹かれました。
ありがとうございます。この前の歌はその日の午前の仕事中に見た狐の嫁入りの空が余りに綺麗で詠んだ歌です。今回の歌については 理不尽な言葉や態度に晒されて続ける仕事の意味問いかねて 家族には打ち明けられぬ事もある身の内の傷視えぬ傷跡 こんな気持ちで詠んだ歌です。
半分の三角チョコパイくらいの日 記憶じゃなくて思い出にして
セブンティーン過ぎて十年駅に立つ選んだアイスはあの日と同じ
イヤホンをつければいつも主人公スクールゾーンはランウェイだった
尾を揺らす犬のようにはなれぬけど嬉しい時は背筋がゆれる
木犀の香に心愉しませ窓の外には知らず秋澄む
エネルギー保存が真というならば 君に渡した 熱の行方は
ご先祖が腰曲がるほど耕した今は無人の古里の畑
侘びしくも手向けと選ぶ竜胆は涙代わりに口を閉ざして
二億年経って化石で見つかってその時僕らまだ一緒かな
雨うたう23時に降り止みます それまでラボで実験しろと
おやつには固めプリンを取り出してひと匙ひと匙ゆっくりと
今日のこと君が笑ってくれたこと 今日はそれしか覚えていない
若き日を大スクリーンに見て
凄いこと伏せる睫毛にアクション
洗面所トイレ行くのも時間差で二人暮らしの平和を保つ
銀行のセキュリティをAIが突破する日よ 世界崩落
公園に今日は歓声飛び交って
ヒヨドリたちが再会祝し
洗いたてのシャツの匂いを抱きしめて 誰のものでもない朝を着る
人生を変えるつもりで切った髪 誰も気づかず風だけが知る
行き帰り満員電車で息を止める
途中下車が決別の証
音だけの花火を聞いて眠る子の花火のような横顔を見る
茫々と記憶のなかに佇つ息子よコスモスの美にひと言欲しきに
新米のお礼はあれど「おいしい」の声待ちながら更くる秋の夜
言の葉は空気に触れて過去となる 対処こそすれ思い悩むな
何者にもなれないままで愛おしい今日を生きつつ林檎をかじる
すれ違う人の背中にもそれぞれの今日までの夜が沁みついている
少しだけ君が笑って見えたから冗談ばかり続けてしまう
ほらあなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるとは限らない
陽光の弱りてほっとする間なく寂しさ寄せくる秋の夕暮れ
僕が今天動説を唱えてもきっと誰も信じないだろう
虫の音も恋に疲れて夢ん中秋の日暮れや人影を喰う