君と会わなくなり幾年月私のいない君の人生を思う
遠き祖のルーツを探る夜半の冬残されたのは負の遺産
古い写真の中の私と貴方二人ずっと一緒だね
師匠のスペインでのバレン交換実演拍手喝采
良い事だけを書くもう一つの日記帳心が潤うように
不可解な未解決事件起こり田舎の町は疑心暗鬼に
潮の満干きが月の引力ならば海原ヘいざ漕ぎ出そう
これが最後と別れの言葉伝え顔を上げて月を眺める
子のためカッコウは托卵する人にもおり姑獲鳥の如くに
柑橘類色付く頃猿が狙う楽しみを奪われてしまう
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