お題 題『水』 お題 2024.04.18 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
水色の空に茜の色差してソーダのようにこころ泡立つ
甦えるホースの水で何度でも虹をつくったあの日の僕が
注いでもすぐになくなる犬の水
もうすぐそこに夏が来ている
満月がホットケーキに見えてきた疲れてるんだなまだ水曜日
雪残る奥社へ向う参道の横に佇む水芭蕉たち
水面の 逆さ桜と 揺れる風 思いを馳せる 心は遠く
白雲をくっきり写す水鏡水鳥下りて消える幻影
十五匹から増えたメダカ二百匹苦労の水替え可愛さ永遠
グツグツと肉じゃがを煮る鍋からの旨そうな音も水の技
一面のます目に水がなみなみと今かいまかと苗待ちうける
昼下がりポツリポツリとドット柄
足早に行く水色の街
夜目覚め喉を潤す水うましこれで寝直しいい夢見よう
癒しとは打ち寄せる波、通り雨、川のせせらぎ水の音なり
まんじゅうの名を持つイシモチ水玉の苺パンツで群泳している
先輩の淡い色合いの水彩画心に刺さるも
すでに果てたり
水色は水の色ではないことをお湯に使ってぼんやり思う
水のいろ 鏡のいろと かげのいろ えのぐには無い 無色透明
雨や雪氷や雲や水蒸気姿を変えて水は旅する
水ぶくれとはもう長いこと出会わない無茶しなくなったからか
真珠のネックレスとイヤリング喪服に水色の空魂よ
柔軟で ときにはうがち 育んで かがやく水は リーダーのよう