お題 題『君』 お題 2023.11.02 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
本当はどんな星空だったろう君の心のプラネタリウム
地軸にも負けないほどに傾いた君への想い懐かしき朝
何気なく振り向くきみと目が合って 思わず下向く顔赤らめて
君にだけ伝えたかったときめきが金木犀のように溢れる
あの店に続く回転ドアが好き君の背中を予約しておく
君の声聞けぬかなしさガラスにも涙はこぼす星の雫よ
どこまでも透きとほる君のつま先に海原さえも恐れて止まる
悲しくもないのに何故か涙でる風のいたずら君のいたずら
君の指ずっと眺めていたくなる触れてみたいと思うのは恋?
「君」なんて呼び方ホントはしたことない。してみたことある?カラオケ以外で。
このダムが満々となり溢れ出す。嗚呼決壊だ 君への想い
君思う雨やみ晴れると思われどなお今遠き大河流れて
夢枕現る君は変はらない笑顔、制服姿のままで
悲しみに月の光が揺れる夜 君に寄り添う影も泣いてた
遠くへと遠ざかるほど忘られず誰かの胸で眠りつく君
出きるなら君を惑わせ震わせて狂わせるほどイカせてみたい
この先も会うたび覚えてくれるかな そうです私が君のおばさん
M君と呼ばれ振り向くたそがれに懐かし友の陰が一瞬
普段でもお盆も気配感じない遺影の君は微笑んでるが
「おじちゃん」と愛しき君が呼んでくる 少女の君に明るい未来を
戦にも恋にも君の言霊の影を落として人世の涙
涙(あめ)降りし その夜には 一つ星 それは正しく 君の灯火(いのち)
君がまく種が吾の身の中育つその花の名は「恋」といふらむ
君主の名なぞに囚われ生きているヒトの細胞焼き捨てまっせ
君の顔美しければ裏切りも病も嘘もみな許されし
いい味と君が言ったから今日は紫綬褒章の叙勲記念日