お題 題『情』 お題 2024.02.28 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
感情は私の中で生きる鳥自由に飛んで勝手に啼いて
いつの日か情熱大陸出るための練習をする一人車内で
夕暮れの 貴方のいない 部屋の窓 過ぎ去りし日々 映す情景
眩しきは勝利にかける情熱をほとばしらせるアスリートたち
少しずつ情が破綻していく友の声受話器からかなしみ溢れて
ただひとり言葉も出せず立ちすくむ情けなきかな落選通知
感情のない機械なのごめんなさいただあなたの居ない部屋はさむい
情と理の狭間で揺れる日々なれば
どちらも捨てて空へ飛びたし
夜の街光る彩り和やかに今様風情のイルミネーション
人間に情が湧きたるAIが忖度恋愛する世界線
劣情を抱き始める思春期の神社の裏のエロ本授業
情け深い優しい言葉の花束をあなたがくれた平日の夜
それぞれに事情はあると思うけどそれじゃ断る理由にならず
感性は鋭くありて感情を
支えておりぬ八朔をむく
特売や新商品の情報が店から脳に直接届く
同情も愛情さえも要らないと何が貴方をそうさせたのか
情報が犬の餌になったならエーアイ向かい口元光る
愛か情か分からなくなった2人やけに眩しい出会いの記憶
表情の変わらぬ君がいつも塗るいちごのジャムを買い物メモに
情けないわが身愁てぽろぽろと涙流れるそんな夜もある
憐れとは同情票で動く人動かそうとし動かされてる (今月,投稿数,一位、頑張ります)
情報が飽和しているこの世界 取捨選択は難しい事
雪柳風情を終えて堀端の東風吹く春やカエルを探す