お題 題『すぐ』 お題 2024.03.13 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
それぞれが色とりどりの羽を持ち空をまっすぐ飛んでゆく春
この一年苦しい道を歩いてた息子にもうすぐ春が追いつく
すぐ送る気持ちにならぬ書きかけのメールが溜る春の夕暮れ
かなしみのすぐとなりではよろこびの花が朝露を注いでいる
動じずに家族のすべてを司るすぐ泣く子だったあの妹が
「この道をまっすぐ行った先ですよ」教えたとたん右折をされる
強がって見せてもすぐに後悔し悩む私を知る人はなし
感情がすぐに顔へと出てしまうあなたのそこが正直で好き
すぐ眠り 急にぱちっと目を覚まし すぐまた眠る猫のおひるね
貴方に嫌われたら私は死ぬスグリの花言葉を贈ります
風が吹きすぐにも春が近づくと桜花咲き街も華やぐ
雨よ雨すぐ其処に在る悲しみを流しておくれ無くしておくれ
へこんでもすぐに自分で立ち直るそんな気持ちをそそぐ春の日
頑張るもすぐには出来ぬ歌づくり出来ても凡なる我の拙作
すぐに寝てしまい結末観ていない映画のような我が青春は
血と汗にまみれた道着を正す 柔の道をまっすぐ進む
アフリカの大地をすすぐビクトリア 天然ドラム式洗濯機
知り合いに会うなりすぐに出てしまう愛想笑いが歪む街角
行動派でもなくすぐに動く我ゆったりしてる娘が大好き
真っ直ぐじゃなくていいよと独り言ちながら緩い坂道を歩く
桜咲く 苦い思い出蘇る 散って行く時記憶もすすぐ
モノポリーで所持金がすぐに底をつきゾロ目が出るまで刑務所出られず
惣菜をすぐ作るからってお皿にセンス認める盛り付け上手
すぐに来るあの約束はまだですか心待ちにし天を仰ぎて