お題 題『消』 お題 2024.04.02 ・投稿期間はお題発表から5日間！・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
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悲しみをかき消すように青空が背中押すのに未だに慣れず
消しゴムで忘れたいことゴシゴシとこすってみるけど黒い悲しみ
今はもう君の残り香消えたけどスマホの写真消せずに残す
ふるさとの山の雪影消えたれど流れくる水口に冷たし
貴女との消えることなきメモリーは窓から眺めたタワーの灯り
消し去りたい嫌な記憶ほど時として鮮明に甦るのは何故
水性で書けばいつかは消せるけど ああ 残るなにかを書いてみる
消音で映されている病院のテレビはどこかパラレルな砂
長いフランスパンを一瞬で消してから手品師が急に無口になった
消えてゆく列車を駅から見送れば白い風鳴く三年目の秋
『消』『駅』『白』『三』
ロウソクを吹き消すきみを見ていたら心に灯りが点いた気がした
消しゴムが万能ならば頭から悲しみ消してリトライ描く
ホーホケキョと消えやらぬ雲に囀りは長く長く陽を待つ朝に
消灯にご協力をとチャイムに諭されたからそっと目を閉じた
朝書きし やる事リスト 読み返し
一つもレ点 打てぬ夜かな
あかり消し さあ眠ろうのその瞬間
今日いちばんの 幸せピーク
前を見て 軽く絶望 手が止まる まだ写せてない 消された黒板
消し忘れられし灯りがしばらくは灯(とも)り続けるように生きてる
片隅にポツンと置かれた消火器の悲しさ満ちる日暮れゆく部屋
悲しみを 消そう消そうと 思うても
直ぐに涙が とまることなし
消したい記憶ばかりだけれど最後まで一緒に居てねと願う
消えたいと願う夜にもきみがいて何も知らずに眠っているの？
消し難き記憶を消せる消しゴムがあればいいなといつも思えり
はい、消します。その一言を云うために生まれてきたよな曲がった笑顔
虐め虐待心の傷は消えずトラウマとなり心に残る
「あ、無理そう？貰っちゃうね」意外にも君はか弱い。期限が教えた