お題 題『家』 お題 2024.01.15 ・投稿期間はお題発表から5日間！・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
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父と子のものだけ風に揺れている洗濯物は家族の形
待っている人など誰もいないのに何故か真っ直ぐ帰りたい家
ぼた雪が仲間と一緒ぽたぽたと｢家に入れてよ 寒くないから｣
おさなごの今日のできごと聞きながら実家で囲む鍋はあたたかい
家がある家族が元気それだけで幸せなんだ被災地思えば
既読つくその瞬間に繋がりを感じて寒さ忘れて帰る家路
家という積み木を母に崩されて拾うほかなし我は子なれば
駅前の大きな木に住むムクドリがある日失う家を涙を
模様替え埃に抱かれた失くしもの家具の隙間で眠りから覚め
屋根に降る雪の音してしんしんと 静もり始める 冬の家かな
もう夏の気配も消えた海の家ラムネの瓶がカランと鳴った
可愛らしい娘さんらと結婚し家族を増やせし子らよあっぱれだ
こちら家ライブでお送りいたします妹が今朝産まれた模様
上空のヘリコプターに住むごとくみんなでっかい声 私ん家
それぞれの 家族が織りなす 物語 星の数ほどに 光り輝いて
路地の奥七軒建った白い家キックボードや三輪車並ぶ
断捨離をした。家が広く感じるのは、ものが無いから。と言い聞かせた。
えびせんとハッピーターンだけのくせにお菓子の家を名乗るつもりか
オオカミは藁や木の家吹き飛ばし子豚三匹レンガの家に
家系図で天下一決める闘いをはじめるひ孫ながめるじいじ
テーブルで三種のパンが燃えあがり我が家のパリ革命始まる
歪んだ戸 体に沁みる 隙間風
冬の刃は 家に刻まれ
夜逃げとかしたいんだよね猫が言う私は首の後ろを撫でる
家猫の帰ったと鳴けば自動ドア亭主さみしく鈴の鳴る鍵
男性も家事育児と言うけれど価値観はすぐには変わらない
一戸建て捨ててもあなたとはいずれと知れた遠山鳥か
部屋を出て家に着いたらあなたが言うただいまいつかあたしにイツカ
孫と住む家を構えてみたいけど夢と現実ギャップ広がる