お題 題『時』 お題 2024.01.30 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
ドーナツを覗けば丸いこの世界すべての人に甘い時間を
何時からか低空飛行の僕だけどちゃんと飛んでる胸張って飛ぶ
寒いけど少し明るくなってきたバスはいつもの6時7分
伸びきった君との時間断ち切って新たな色を髪に重ねる
もし僕が原田知世で生まれたら、時をかけても良いのでしょうか?
そば屋行き「いまなん時だい」尋ねたら「そこで食券買ってください」
真夜中のそれは不思議な心地よい終電あとの秘密の時間
刻々と別れの時が近付いて永遠なんてないことを知る
迷ってる「時の流れに身をまかせ」それとも「時代」歌おうか
腕時計忘れて出社素の手首空気を巻いて不安ごまかす
千切りが億万切りになるくらい刻み続けるもやの時間を
この雨は誰かの涙なのでしょう。晴れを待ちたいそんな時には
刻々と時が過ぎ行く世の中に我等生きてる生かされている
捨てられる時は私もこうだろう君が吐き出すガムの残骸
何時だって前だけを見て飛んでいる翼に過去をふわりと乗せて
地球発 時間旅行は いかがかな 過去も未来も お望み通り
やるせなく悲しく泣きたくなった時、楽しく嬉しくなった時、詠む
野良猫か時に見かける気ままさにあんな生き方いいなと思う
落ちた砂もう戻らないなんて嘘
ひっくり返す この涙ごと
辛さはときに愚かの裏返し時を経ないと分からぬままに
昼時のマクドナルドのカウンター余裕のなさに気後れをする
伸び縮みするのはなんであと5分もう5分の割の合わなさ
暖かくなれば時計の針だってゆっくりするかな老いの戯言
内向きに時計をはめた左手にふつとかさなる骨格模型
時の隙間こじ開け一人ボーッとしていたい自分をチャラにすることも必要
砂時計一秒ごとに落ちていく 一粒ごとに過去を閉じ込め
春間近時が巡りて僕たちも夢を求めて歩き続ける
眠る時そばにいてねとめずらしく呟く我が子何かあったかな
経つほどに胸の痛みの増し増して時は何にも答えを出さず
生きるには進む時間ははやすぎて周回遅れの徒歩を許せよ
大丈夫時間が経てば解決すそういう胆力持っていたいな
昨日まで時を重ねたふたりにも超えられぬ壁目の前にあり
恋明かすものや思えば小夜時雨冷たさ沁みて小夜衣濡れつ