お題 題『町・街』 お題 2024.01.18 ・投稿期間はお題発表から5日間！・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
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官庁街「桜田門」の平仮名は少女のように「さくらだもん」
朝陽浴び町がのんびり動き出す｢街｣にならない速度が癒す
街の灯に手袋買いに行く狐 雪にうつりし影の小さき
引越しの駅でなぜだか君に会うさよならこの街あこがれの人
街並みを日暮れの赤が染めていく誰かが残した悲しみのよう
朝焼けが街を優しく包み込むやがて窓から光差し込む
町田くんだけに見えるものがありそれらを愛と呼ぶことにした
町の中モールが出来たそこだけがカエルの鳴かぬ街のようだと
町にいる母からチャット直売所スイートスプリング七袋
電源をしばらく入れてないけれど、活気どうかな、あつ森の街
目に映る上空からの街の灯は散りばめられた宝石のよう
遠い日に胸ときめいた旧市街まるで遺跡を見るように歩く
日常で意識してない街路樹も
必ず誰かが時間をかけてる
上京し初めてSuicaを買った時街に受け入れられた気がした
里を出て十四回の引っ越しで終の町かや綿菓子の雲
毎週のように事件が起きるのでだんだん人が減る米花町
この街の空気に海はないけれど空はたしかに続いてるから
この町も子どもの元気溢れてた今静けさに埋もれて生きる
垣猫の視線に小春引き寄せてのつそりのそり猫は街行く
朝陽さすこの街の人きっとまだ今日の夕陽は知らないんだろう
街中を歩く幼児見かけるとつい我が孫と重ね合わせる
静寂の街に流れるメロディは みそひと文字の歌が翔けゆく
住みなれた町を離れて故郷へ明日の夢と君を残して
町内会存続否かで紛糾後仕出しの弁当みんなで囲む
ラーメン屋ばかりが目立つこの街に負け犬として戻る私は
街中できみを見つけることがある なのになぜか隠れてしまふ
地が震え形がないと思ってもあなたの街はいつまでもある
亡き人がカラオケで歌いし宗右衛門町ブルース懐かし響き
街路樹に芽吹きのひとつ目に捉え恋しき人の匂いぞおこし
滝涸るる街の喧騒とどかずもたましひにぎわふ陽の欠片
石畳町家の路地に三味の哭くだらりの帯の白粉の匂い
街灯に氷雨の糸の切れもせず夢境の孤独恋しかるべし
土佐路にてお町に行くとにぎやかに飛び交う方言言匂う言葉