お題 題『忘』 お題 2024.04.11 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
我が父は私が誰か忘れても「よっ!」と手を上げにこっと笑う
忘れてるわけじゃないよと言い訳を繰り返すたび離れゆく君
つい忘れがちなんだけどこの吾子の半分は君、君も抱きしめる
夢で見た忘れられないワンシーン夢だと知っていてもうれしい
心には春を忘れた人がおりハグする日々を待ちわびている
散りて行く桜の渦を眺むれば冬の悪夢も忘れ去るなり
忘れじの道を歩けば小夜千鳥 悲しみ込めて誰がために鳴く
「ワタチのこと忘れたでしょ」と大泣きし
許してもらえぬ孫とかくれんぼ
悲しみや辛さはやがて忘れゆく忘却こそが我を救えり
携帯を持って来るのを忘れたが諦めつくと何だか楽だ
あまりにも
切なすぎるね
「忘」の字は
心自体が
亡くなるなんて···
介護施設を移る人貴女との楽しい日々は忘れはしない
忘るなと桜舞い花びらふたつ幼き手のごとく膝に乗り
おれのことわすれてください テーブルに小さい文字で可愛い文字で
もしかして去年の夏の忘れ物? 薄暑を超える暑き日もあり
良い意味で
忘れる事も
大事だと
分かっているさ
分かっちゃいるけど
忘憂の物は飲んでも呑まれるな代わりにお薬飲んで寝よう
忘れない 転校生と誓うたび 三段のぼる 大人の階段