ゆっくりと紅葉愛でる暇も無く色づいて散り秋は深まる
題『ゆっくり』 にて
チンとなるレンジの音さえ寂しげに厨に響き秋は暮れゆく
題『家具or家電を読み込んで』 にて
テーブルの花は静かに枯れ始め今日も事変のニュース流れる
題『変』 にて
何となく夜空見上げて目が合った瞬く星と交わす挨拶
題『夜』 にて
夜空には宇宙空間口を開け卑小なる吾塵にも満たぬ
題『夜』 にて
カタカナの言葉連ねてカラカラの枯葉のごとき本の軽さよ
題『カタカナを読み込んで』 にて
ひゅるひゅると秋風巻いて吹く音よ切なく眼瞑る夜のララバイ
題『カタカナを読み込んで』 にて
青空は薄紫へと移りゆき赤とんぼ飛ぶ秋の夕暮れ
題『青』 にて
散る花よ花の心はまだ枝にあるがごとくに夕暮れており
題『花(テーマ詠)』 にて
秋空の大きく開いた空間を一直線に飛べよ白球
題『スポーツ(テーマ詠)』 にて
コメントをもっと読み込む