お題 題『明』 お題 2023.12.10 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
二人きりだと違うのにオフィスでは明朝体で話す先輩
できました〜!仕事を終えた洗濯機、僕を呼ぶ声いつも明るい
海鳴りのように飛び立つ飛行機が、ごらん朝だよと明星を指す
明太子こんなに買ってどうするのあなたが産んだわけでもないのに
「明るさが取り柄」をやめにした君は泣いても進む強さを知った
12月10日は母の誕生日祝える今日の空の明るさ
明け方にいつも来て鳴く雀の子 今朝は見えない カゼひいたのかな
明るさに救われたことが何度もあり今度は自分がそうでありたい
朝方の街をゆっくり駆け抜ける明けの明星に見守られつつ
家々の明かりは丘に広がって
遠く果てない銀河へ続く
冷え込みし夜も明るき月あれば寄り添う人のいる心持ち
夜も終わり明けの明星輝けば 真白き今日の幕は上がりぬ
薄青の冬の光は集まりてモミの姿を明滅させる
「未来」なる透明なもの近づいて明るい色を我は塗りたい
太陽と月の明るさ違えども照らす癒すの有り様(ありよう)が好き
明日にはきっと名案浮かぶはず 時間を取ってやってみようよ
明ばんで膨らむがんづき 祖母の匂い
黒糖の記憶 くるみの香り
一筋の明かりも知らない人生の比喩で良いから月になりたい
積み上げて五重の塔で明らかにみかんの皮のズボラメーター
目を閉じた
君の笑顔の眩しさに
私の弱い明暗順応
明るさは和泉式部の歌のごと迷えば歌え歌えば笑え
夜の明けて証拠を消そうとつめたさを隠しきれずにあたためている
オヤジはョ幸せだったか問いかける明ければ俺も墓誌の歳
今日を捨て明日の夢を追ってみる振り向けば闇愉快な孤独
あかるさを匂い袋に閉じ込めて陰を艶じる恋の間奏
明確に答えてよって言ってみて「ごめん」って言葉まで見えてる
明けぬれば君のことだけ見るなどと高尚な愛コンポスト行き
あまりにも 明るい星を 見るたびに すわUFOかと 子供に戻る
陰キャたる我にあなたの眩しさはすでに致死量羞明頭痛
冬の野に肩寄せ合って紅い花民法にある明白の花
声明の動を諫めて静となし堂を抜け出し山を制する