・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
夕暮れに 精霊流し 遠ざかり また来年と 涙葬送
久方の 便りを出さんと 筆を執り 今の切手の 値段も知らず
葬送のホールに流るメロディを心して聞く友との別れ
送信のボタン覗いた親指が今か今かと待ちわびた恋
送り火や五山の京の大の字の 浜辺でひとり線香花火
思い出にピリオドを打つかのごとく 葬送の鐘 薫風に沁む
線描くように飛ぶ燕みたいな送電線がのびる青空
旧友に送りし賀状今ごろは西方浄土に転送されて
順送り それがなにより幸せと 逆縁を知る 母の呟き
子を送る 1人暮らしのアパートに 帰りの高速 寂しさジワリ
さよならと 見送る君は 立ち止まり 夜風は吹いて 二人月見る
コロナ禍はなほも続きて同僚の送別の品が思ひつかない
送られてきた文面を引き裂けば悲鳴のような音が聞こえる
いつだって涙で見送る祖母だった ごめんねギュッとハグしておけば…
名も知らぬ顔も知らない人たちへ 詩を送ろう月の降る夜
見送りも花も不要と老兵は強がってみる定年の日に
葬儀はしない師の言葉に火葬の車見送る門下生
菩提寺で 貴方送りし 寒き冬 閑(しず)かな葬儀 昨日の様で
新盆や 墓石案内 送り来る 心痛察しぬ…心無き封
最後だと知っていたならもう一度甘えていたのに「駅まで送って」
返事より早く蝉時雨が来て 八月がただ騒がしかった
姉からの 夜半の電話 声細く ひまわり添えて 絵手紙送る
返信を急ぎ親指暴れさせ 最期の空を見ないまま落つ
紫陽花の明日を知らぬ恋の色 手鏡悲し紅色を舐め
引き際を悩む娘に寄り添いてスイートピーは揺れて見送る
書いたまま 出せない手紙 亡き人へ 風に送ろう 緑のポスト
放送で聞こえる君の声優し弁当に降る甘いふりかけ
回送の列車の窓に漏れる灯(ひ)へ ため息をつく放課後6時
LINEにてスタンプばかり送る友こちらも負けずとスタンプ連打
山頂でハガキを送るポストあり「頑張ってますか」宛名は自分
ラインにて送る言葉は嘘ばかり 顔を覆えど通知は止まず
画面見て空を見上げて指を見てメールの返事またも見送る
空見れば北へと帰る渡り鳥 なんかさみしく「またな」と見送る
夕暮れに 精霊流し 遠ざかり また来年と 涙葬送
久方の 便りを出さんと 筆を執り 今の切手の 値段も知らず
葬送のホールに流るメロディを心して聞く友との別れ
送信のボタン覗いた親指が今か今かと待ちわびた恋
送り火や五山の京の大の字の
浜辺でひとり線香花火
思い出にピリオドを打つかのごとく
葬送の鐘 薫風に沁む
線描くように飛ぶ燕みたいな送電線がのびる青空
旧友に送りし賀状今ごろは西方浄土に転送されて
順送り それがなにより幸せと
逆縁を知る 母の呟き
子を送る 1人暮らしのアパートに
帰りの高速 寂しさジワリ
さよならと 見送る君は 立ち止まり 夜風は吹いて 二人月見る
コロナ禍はなほも続きて同僚の送別の品が思ひつかない
送られてきた文面を引き裂けば悲鳴のような音が聞こえる
いつだって涙で見送る祖母だった
ごめんねギュッとハグしておけば…
名も知らぬ顔も知らない人たちへ
詩を送ろう月の降る夜
見送りも花も不要と老兵は強がってみる定年の日に
葬儀はしない師の言葉に火葬の車見送る門下生
菩提寺で 貴方送りし 寒き冬
閑(しず)かな葬儀 昨日の様で
新盆や 墓石案内 送り来る
心痛察しぬ…心無き封
最後だと知っていたならもう一度甘えていたのに「駅まで送って」
返事より早く蝉時雨が来て
八月がただ騒がしかった
姉からの 夜半の電話 声細く ひまわり添えて
絵手紙送る
返信を急ぎ親指暴れさせ
最期の空を見ないまま落つ
紫陽花の明日を知らぬ恋の色
手鏡悲し紅色を舐め
引き際を悩む娘に寄り添いてスイートピーは揺れて見送る
書いたまま 出せない手紙 亡き人へ 風に送ろう 緑のポスト
放送で聞こえる君の声優し弁当に降る甘いふりかけ
回送の列車の窓に漏れる灯(ひ)へ
ため息をつく放課後6時
LINEにてスタンプばかり送る友こちらも負けずとスタンプ連打
山頂でハガキを送るポストあり「頑張ってますか」宛名は自分
ラインにて送る言葉は嘘ばかり
顔を覆えど通知は止まず
画面見て空を見上げて指を見てメールの返事またも見送る
空見れば北へと帰る渡り鳥
なんかさみしく「またな」と見送る