お題 題『正』 お題 2024.01.03 ・投稿期間はお題発表から5日間!・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください。・トップページの注意事項をご確認のうえ、お楽しみください。
正解じゃない日も夜はやってきてなんにも言わずに正しく明ける
旧年の手帳のあちこち「正」の文字 私は何をこんなに数えて
正月が無かったような北陸の復興願い初詣行く
公私とも隙を見せれば容赦なく吊るし上げてくみんなの「正義」
正直に言えば短歌は苦手だが支えてくれる仲間いるから
パソコンの前で事実が告げられて誰もいないが姿勢を正す
手を胸に正しいことを言う時はぜひ控えめになろうと祈る
仕事とか恋愛その他あれやこれぜんぶ正解は越後製菓
正直であればあるほど傷付いて処世術知る噓も方便
正座してお茶を点ててた日を思う伝統紡ぐ糸の先持ち
正直に申告すればよいものを後からバレてすべてをなくす
ニュースから正解のない問題が流れてくるよ皆の胸に
いろいろある世の中だけど正直に暮らしていきたいと願う
正直に言うわぜんぜんおもろない名前負けやで面白い恋人
正の字で数えるあくび4時間目さっきの一画思い出せず
膝をつき闇なる恋の夢正し塩を喰らう蛞蝓のごとく
まだかまだかまだ会えぬのかと正の字を空に書く
君の名に含まれし「正」の真実はひょうきんで優しい人なりたり
昼酒も正月気分も返上し通常モードの活動開始
一枚を破り捨てたり正月の特上の1に張りきる朝
正負持つ原子が私を構成しだから心が震えるのか
太宰読み馬鹿と書いた感想文零点もらったボクの正解
書初めや月が重いと正の字に思わず家族初笑いかな
幾度となく軌道修正させらるる人生なれど甘んじて行く
正論といいつつニタリだがしかし正義をかざし核の各論
正妻というただそれだけの法紙にて保障いただきよく似合う陰